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この映画を見て自分はなぜか軽々しく「原発なんていらない」と口に出せなくなった。「無知の知」【映画・ドキュメンタリー】

 

原子力を続けようとする力の根底には利権ではなく、理念があると確信した。

ドキュメンタリーすら、映画すら最近は映画館に見に行っていない中でネットをブラブラしていたら目に入ってきたのと、大学生の頃に行こう行こうと思って結局行かなかったポレポレ東中野に行ってみたいと思ったので、パートナーを誘って行ってきました。

原発について、様々な人へインタビューを行い、監督曰く「撮って出し」したドキュメンタリー。福島の原発事故によって避難生活を行っている人、原子力以外の道を探ろうとしている人、原発を推進してきた科学者、そして、名だたる政治家達。

渡部恒三、細川護煕、菅直人、鳩山由紀夫、与謝野馨など。それぞれがそれぞれの原子力に対する意見をカメラの前で述べる。

原発事故の影響で実際に家から離れないといけなくなった姿の中には様々な気持ちが詰まっている。ただ、政府や東電に文句を言っているわけでもない。ずっと悲しんでいるわけではない。そこには原発とそれぞれのやり方、考え方で向き合っている人達がいる。

監督自らも被写体になり、自らの考えている姿を見せることは見る側の視点を監督の中に入れようとする作業なんだろう。

映しだされる原子力を推進する(してきた)人たちの姿からは利権にズブズブの原子力村を感じさせない。自らの信念を持って原子力発電を推進してきた人たちの姿があった。

原子力発電を推進する人の信念と原子力発電をやめさせようとする人の信念の両方が戦っていることを肌で感じさせる。

原発推進派には厳しくいくけど、そうではない人に対してはそこまで厳しくいかない感覚を覚えた。監督はニュートラルな視点で撮っていたと言いながらも反原発の雰囲気が全編を通して漂ってくる。

ただ、この映画を見て自分はなぜか軽々しく「原発なんていらない」と口に出せなくなった。

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。