地味だけど深みがあった。自らの居場所はどこか。
「君の名は。」と比べられることが多いけど、比べたらダメだった。キネマ旬報のベスト映画と圏外と評価がわかれたのもわかる。「君の名は。」が悪いんじゃないし、比べると地味なんだけど、それがいい。
戦争を語る時に夢も希望もないと語られることが多いけど、それは乱暴だと伝えたいんだと思う。夢も希望もあるんだけど、だからこそ戦争の残虐性が余計に伝わってくる。
戦争前夜そして、戦争中にあった個々の人生とそこに横たわる残酷な現実をアニメだからこそできるさまざまな表現を用いて描く。でも、本当に戦争中にはこんな人がいたんだと感じさせる現実性もある。
そして、自分たちは当たり前のように知っていて出ている人たちにとっては当たり前じゃない原爆が落とされる。そして、希望がありながら厳しい現実もある。
のんの復活の狼煙があがったと語られることもあるし、たしかに存在感があった。でも、とりあえずは物語とそこにある日常を感じる映画だった。
後味がすっきりしない。それがいい。
【おすすめ度】
★★★★★
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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