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清々しいというかいいもの見たと思わせたジュリア選手と中野たむ選手の「決着戦」「レック Presents スターダム10周年記念～ALLSTAR DREAM CINDERELLA～」

小檜山 歩

 

決してジュリア銭湯に勝つことのできない中野たむ選手が日本の女子プロレスでは本当に久しぶりの髪切りマッチで決着をつける。

中野たむ選手の少し緊張した表情が試合前は印象的だった。

試合が始まると予想通りのジュリア選手の厳しい責めがあるが、中野たむ選手もやり返す。

中野たむ選手の腕をつかんでのキックは重みがあったが、ジュリア選手のやり返すビンタも力強い。

向き合ってのビンタ合戦の重はずっと見ていたかった続くのかと思わせた。今回の武道館大会のハイライトだった。ゆっくりと力強い2人のビンタ合戦に合わせて最初は拍手をしていた武道館の観客たちも固唾を呑んで見守るまでになったのはどこまで削り合うのかと驚いたからだろう。

たむのスピンキックからのトワイライト・ドリームの流れの綺麗さは完璧だった。

髪を切らなくていいと中野たむ選手が言ったのだけど、その言葉に納得感をもたらせた試合だった。清々しいというかいいもの見たと思わせる試合だった。ほんとに。最初に試合を見たときはアイドルあがりでエースにはなれないと思っていた中野たむ選手が武道館のメインを締めるまで変わったのはシンデレラ・ストーリーの頂点だった。

2021年3月3日　『レック Presents スターダム10周年記念～ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA～』 スターダム✪STARDOM

https://wwr-stardom.com/news/20210303budokan/

 

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小檜山 歩

コンサルタント ： 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。