総合職共働き人事コンサルのブログ

ここまではできない仕事とできる仕事があるというのは自分の工夫のなさなのだろうか『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』(篠原信)

指示待ち人間ができる過程を紐解いた上でどうすれば指示待ち人間ではなく、自分で考えて動いてくれるメンバーを作り出すことができるのかということを考えている。

指示待ち人間が生まれる理由としていろんなことに対して指示をされることにより叱られないために指示してもらうことに決めたと言うことが大きな理由として挙げられる。失敗を許容するゆとりを持ったうえでメンバーに対話で接しながら育てていくことを勧めている。

メンバーの問いかけに対して「私もどうしたらいいか分からない」、「どうしたらいいと思います」と聞いた上で帰ってきた答えが自分が思っている内容とかなりずれている場合は「こういうことにも注意が必要」とか「その視点はなかったけど、今回はこの視点を重視してほしい」と返しながら対話をもって相手の思考を促すことを是とする内容になっている。

この本を呼んだ時にこれをやってみようと思ってどう思うのかを相手に聞くように意識することがあった。確かに考えることができる人はその過程の中で伸びていくのかもしれないが、答えを言ってしまった方がいい場合もあり、あまり上手くいかなかったことが印象に残っている。

コンサルタントというお仕事柄、借りられた時間の中で多くの作業が求められることからこの本のやり方をを徹底することはできないが、ある程度は試すことができるのかもしれない。ひとつの育て方のやり方として時と場合に応じてやってみることもいいけど万能薬ではないのは確かなんじゃないかな。

【手に入れたきっかけ】

Kindleで気になったので

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。