総合職共働き人事コンサルのブログ

自分は優秀でこんな会社にいる人間じゃないと思っている3年目までの会社員へ

 

2012年に大学を卒業した自分も1回の転職を経験しながらとうとう会社員経験も4年目に突入。なので、ここまでの3年間を振り返って考えたことをまとめてみた。

25才の若手が何を言っているんだと思われるかもですが、少し語らせてください。こんなことを考えるきっかけとなったのは1冊の本と1つのWEB記事。本は『世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー』(ブログでの紹介記事はこちら)。WEB記事は「18時で全員退社、それでも160%の業績を上げ続けるECサイト「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムにみる働き方」(リンクはこちら)。

どちらも素晴らしい会社の事例がたくさん載っている。こんな会社で働けばいいとか、こんな会社が増えればいいとか、こんな会社を作れればいいとか思う。

でも、少し立ち止まって考えてみた。

ここで紹介されている会社ってそこそこ優秀で、意識も高い人が揃ってないといけないんじゃないか、そんなことを全ての会社で実現するのは不可能じゃないかと。

人の能力はそれぞれ異なるし、どう生きていきたいのかも人それぞれ。頭のいい人ばっかりの世の中じゃないんだから、そこそこの人がたくさんいる会社が少しでも”いい感じ”になるためにはこんな大きな絵だけを提示してもダメだと思うんです。

大多数の会社はほどほどの人がたくさんいる会社。

そんな前提が自分の中に出来上がった。そんな会社はどうなっていけばいいのかは別の機会に考える。

 

今回考えたいのは別のポイント。

そこそこ優秀な人はそこそこの数いるけど、全員が優秀ではない(と思う)会社にいると、有名大学を出て、自分は頭が切れてめっちゃ優秀だと思っている新入社員に会うことがある。そんな人に1度だけじゃなく、2度、3度会ってきたし、ひいては自分がそう思っているふしがある。

なので、自分への戒めも含めてそんな人への自分の考えを書かせて欲しい。

まわりは頭が悪い。余裕で勝っているって思ってない?そんなことはないよ。

子どもの頃からデジタルの世界に慣れ親しんできたがゆえに電子機器の扱いに慣れていたり、先輩よりも頭のキレが早かったりするがゆえに先輩であろうと自分の方が優秀だと思い、自分はこんな会社で働いていて未来はあるのかと思ってしまいがちで、100%の力で仕事に向き合わなかったり、転職を考えたりすることもあるでしょう。

でも、1回落ち着いて考えて欲しい。100%仕事に向き合わないことで失っているものはないのか。そして、

優秀な人で満たされている会社に入れますか?

自分1人でお金稼ぎが出来ますか?

1人で稼げたり、自分が働きたいと思う”イケてる”会社に転職できるならそうすればいい。というか、そうすべきでしょう。

でも、チャレンジする勇気がなかったり”イケてる”会社に入れなかったり、1人で稼げないから今の会社にいることを忘れてはいけない。1人で稼げないから会社で働いている。

だからといって、勝手に会社の未来へ希望を失い、ふてくされる必要はない。

間違いなく、間違いなくチャンスはあるから(でも、本当にチャンスが無かったり、より良い選択肢があるなら動くことをオススメします)。

まず、受け入れてみよう

自分が会社で優秀で、他と負けていないと思うならそのことを仕事で証明してからモヤモヤしても遅くない。周りがこいつの方が優秀だと思えるような実績を上げれば確実に力になってるし、ほとんどの場合、誰かが見てくれてるから。

なんとなくとか、雰囲気とかじゃ勝ったことにならないからそこは覚えておいた方がいい。

自分が実績を上げることを通じて他の人がやってることを知ることができるし、やるべきことを見つけることが出来るはず。

会社に過度に依存することはないけど、会社はその看板を使うことで自分の力以上のところに自分を引き上げる手助けをしてくれる場所でもある。だから、入ったばっかり(1年以内)の時は会社を少し信用して、ちょっと頑張ってみるといい。

そうすれば、思っているよりも少し上の見返り(お金じゃないことが多いけど)があるはず。

 

そんなことを、1年半の間、渋谷のベンチャーで働き、日系コンサルに転職して1年半の自分は思うのです。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。