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今のKUSHIDAは少しずつファンを掴み始めた頃の棚橋のよう 「新日本プロレス・BEST OF THE SUPER Jr.XXII 決勝戦」【プロレス】

 

新日本プロレスのヘビー級の危うさを感じつつも新しい光が見えてきた。

4.5の「INVASION ATTACK 2015」以来のプロレス観戦はまたも新日本。ただ今回はいつものビックマッチと少し毛色の違う大会。

軽量級選手たちの年に一度のリーグ戦「BEST OF THE SUPER Jr」の決勝戦を代々木第二体育館に見に行ってきました。相変わらず会場の雰囲気はイイ感じでそこそこ入っているけど、前回から感じた勢いの陰りが濃くなってきているような気がして心配になった。

理由はヘビー級の試合のクオリティ。

試合全体だけでなく、技自体が単調になってきている

ジュニアヘビー級がメインで、次のビックマッチへの前哨戦とはいえ、ヘビー級の各試合がなんともピンとこなかった。いくつかの技のミスがあった大会でヘビー級の試合には1つもミスはなかったけど、「ここでこの技を出すんですよね」感や「ここで決着をつけます」感が強すぎてイマイチ乗れなかった。

それだけでお金が取れるとも言われていたオカダ・カズチカのドロップキックは相手が当たりにいってる感が満載で真壁刀義の攻撃の一部は強さが感じられず、当たっているように見えない技もある。

結構ヤバイんじゃないか。

冬の時代からなんとか盛り返した結果、新日本プロレスがプロレス人気の大半を絞めている中でこんな試合で人気が冷めたらプロレス自体がやばいことになる。そんな危機感の中でジュニアに次の可能性を感じた。

今のKUSHIDAは少しずつファンを掴み始めた頃の棚橋のよう

30分45秒。

今回の大会のメインイベントは「BEST OF THE SUPER Jr」の決勝戦の試合時間。

ジュニアでこれだけの長さの試合ってあんまり記憶に無い。軽さのあるジュニアの試合でここまで持たせるのは難しいと思っていたけどそんなことはなかった。

グラウンドの攻防から打撃あり、飛び技あり、関節ありのジュニアヘビー級の試合の魅力をまとめた感のある試合だった。決め技前に出した「ミッドナイトエクスプレス」が外れたっぽいのはご愛嬌でしょう。

ヘビー級の試合に比べて前の試合になってしまうことがほとんどのジュニアの試合がこの試合についてはヘビー級の試合のクオリティの上をいっていた。近頃、充実しているジュニアの試合は試合が前だとしても高いクオリティを保っている。

優勝したKUSHIDAを中心とするジュニア級の世界がヘビー級の世界を抜く時が来る可能性を大きく感じさせた。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。