人は物と一緒に生きている。断捨離なんてくそくらえ。1つ1つの物に宿る物語と生きるって楽しいじゃないですか。そんな私も物を捨てられない1人。
初めての一人暮らしにも関わらず、広い部屋を探して段ボール10箱にも渡る本と一緒に引っ越しました。昔の新書とか中学生の頃にハマっていた小説とか、ムダだと言われるけど、捨てたくないんですわ。
ものに頼っているとか言われるけど、悪いことじゃないと思ってる。何か物に宿る心と一緒にいる気がしていい感じなんです。
ふと通りかかった公園に1人の老人と目の前に広げられたトランク。トランクの中にはガラクタに見えるものがたくさん。家はゴミ屋敷のようにものが溢れている。
ここまでのところ、ゴミ屋敷の怪しい老人の物語になりそうだけど、そんな話じゃない。ガラクタに見えるそれはブロカントと呼ばれる「楽しいガラクタ」。老人はブロカントを売ると共に1つ1つのものにまつわる物語を売ってくれる。
ついてない、さえないOLの山本つき子が夜にしかないブロカント屋さんを見つけたことから物語が始まる。日常っぽいけど、どこかファンタジーでガラクタ屋さんとその息子を名乗る男の物語が5つのガラクタに関する物語の裏に横たわってる。
物を大切にすると共にものは人と人とを交わらせてくれる不思議な力を持っている事に気付かせてくれる優しい物語。せわしない日常から少し離れて落ち着きつつも日常っぽさもある柔らかい物語に浸りたい人にオススメ。
【引用】
人には、タイムテーブルが必要なときと、それに縛られずにいたいときと、ふたつの旅路があるのだと思います。
ものなんて、ただの道具や飾りだ。でも、それがないというだけで、これまでの自分が失われてしまいそうなくらい、ものに頼って生きている。そんなふうに感じるのは、つき子だけではないだろう。
【手に入れたきっかけ】
「本が好き」というWEBサービスの献本キャンペーン!
【オススメ度】
★★★★★
小檜山 歩
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