フリースクールが学校を代替してくれるかを考える前にそもそものことを考えよう。
先生、子ども、親のそれぞれに対してフリースクールと学校の二択を考える前にそもそも考えないといけないことを事例をふんだんに交えて提示した上で不登校に対してどう向き合うべきなのかを考えさせてくれる。不登校の生徒についてフリースクールに通わせればいいとしてしまう前に出来ること、持つべき視点が入っている。
学校に行けなかった子どもがとりあえず学校に来るようになっても教室に入る(教室アタックとこの本では呼んでいます)には別の大きな壁があることやその過程で大切なことが出てくる。
学校側の視点や親の気持ちではなくて子ども本人本位で考えるという当たり前で大切なことがなおざりになってしまう理由とその解決策はいつか子どもを持つかもしれない自分にとってもし自分の子どもが不登校になったらどうしたらいいのかのヒントになった。
結果として学校に子どもが行けなくなったとしても身につけておくべき大切な最低限の力が紹介されていた。これは多くの学生が身につけられずに卒業してしまうけど、社会で必要なことだと思うので、引用してみました。
・情報発信力・自己アピール力
・興味・感心の高い分野を究める力
・仲間をつくる力
・社会生活を送る上での最低限のマナー(挨拶、時間を守る等)
不登校の子どもを持つ親だけじゃなく、学校の先生や将来、子どもを持つかもしれない全ての人が一度読んで覚えておくといい内容になっている。
【手に入れたきっかけ】
「本が好き!」というサイトの献本キャンペーン!
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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