NHKが絶対に触れない高校野球をえぐる。
高校野球といえば若者ががむしゃら、ひたむきに白球を追いかける美しいものとして描かれることが大半で最近は少しずつ警鐘を鳴らしたり、采配にも変化がでてきてるけど、何試合も連投するエースの物語が美談として語られていた。
そんな美しさとは真逆な高校野球とカネの世界を描く漫画。そこそこの戦力がある県内でベスト16ぐらいの高校に1000万円があったら甲子園に行くことができるのか。
主人公の七嶋裕之が所属している公立の樫野高校は創立100周年に合わせて甲子園に出るための準備をしたうえで夏の大会の決勝を迎えた。
そこで負けた七嶋の周りに集まったメンバーは本気で甲子園を目指すやつは1人もいない。七嶋自身もほどほどのところまでやれればいいと思っていたが、そうはいかない事情ができてしまう。
野球部を応援したいと話すおじいさんから1000万円をチームのために使ってくれと託された。高校生がこんな大金をどうするのかと戸惑いながらも少しずつ野球のために使っていく。
1000万円あれば甲子園に行けるのか。巻末の高校野球にはカネがかかる現状を描いたコラムもおもしろい。
【手に入れたきっかけ】
Kindleのお試しキャンペーン1
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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