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桜の代紋は重い。なぜなら、正義の印だから 『正義警官 モンジュ(3)』(宮下裕樹)【Kindle・マンガ】

 

桜の代紋は重い。なぜなら、正義の印だから。

警察が正義の味方だなんて思っていたのはいつの頃だろう。警官の不祥事や道で目にする警官の態度の悪さ、ノンフィクションで描かれる警察内部の酷さやドラマ・マンガで見る腐敗加減を見るたびに警察ってもっとマシにならないのかなんて思い始めた。多分、中学生の頃からだろう。

ただ、今でも小説・ドラマで見る刑事のかっこよさに憧れて、刑事になってみたいなぁ、なんてふと思うことがある。

警察のシンボルマークとして使われているのが桜の代紋。正義の印。この漫画に出てくるロボット・モンジュの額にも正義の印・桜の代紋が付けられている。これを熱く語った山岸巡査の言葉にはシビレた。

一声でモンジュを廃棄処分にまで出来てしまう柏木総監との初対面やモンジュをよく思わない三堀の罠もあり、窮地に追い込まれるモンジュ。でも、仲間である山岸巡査の力もあり、なんとか警官を続けられている。

そんな中、モンジュが田舎に移転することになった過去の事件が紐解かれ始める。モンジュに備わっている正義のプログラムが少年を殺してしまった事件。モンジュの生みの親である柳博士が意図的に組み込んだプログラム。妻子を殺された恨みを晴らすためだったのかもしれない。ただ、その真相はまだ闇の中。その真相を知るために覚悟を決めてモンジュは柳博士に会いに行くことになる。

モンジュが見たものとモンジュに待っている運命は何か。物語が深まっていく。

【キーワード】

これまでのお話

柏木総監

三堀

新たな法の番人

柳総一朗

【引用】

一つ言っておくぞ!!お前の出自がどうの、過去がどうであったとしても…たとえ柳が何かを企んでたとしても!!それでも!!お前の額の桜の代紋は!!正義の印だ!!!モンジュ!!

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーン!

・オススメ度

★★★★★

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。