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1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。 『龍-RON-(ロン)(1)』(村上もとか)【Kindle・マンガ】

 

日本が何か変わろうとしていた、変わっていった時代、一人の男の物語。1928年、日本が他の国と関わりを持ち、大きなうねりの中に入っていた頃。何だか、物語全体から若さを感じる。登場人物は68歳になっていても若さを感じる言葉を発するし、粗削りながら、前を向いて歩いている空気に満ち溢れている。

成熟した今の社会に居る自分から見ると、こんな時代に生まれたかったと思ったりもするけど、貧困層は今以上に貧しく、生まれつきの格差が今以上に大きい事も考慮すると、そんなにいいものではないのかもしれないと、考えを改める。

主人公は押小路龍、男爵、押小路一磨の息子で、京の龍と呼ばれた若い剣士。まだ、17歳。武術家育成のための学校、武道専門学校に入り、武術家への道を進む。時は1928年。世界、日本が変わろうとしている時代に生きた男の物語。

魅力的なキャラクターが多いのがこのマンガの特徴かもしれない。幼馴染みの舞妓や、同じ学校のツワモノたち、押小路家の人たちと。その中でも重みがあったのが武専で剣道を教える武道家の内藤高治。

ミチノタメキタレの電報で武専の剣道主任となった男。本当の武士と龍が尊敬する男は寡黙だか姿で物事を伝える。なんだか、引きこまれるキャラクター。実在の人物とのこと。何人か実在の人物が出てくるのも物事を盛り上げる。

【手に入れたきっかけ】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。