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理想主義で何が手に入るのか。手に入れたいものを手に入れるためには富と権力がないといけないのか。『龍(RON) (2)』(村上 もとか)【Kindle・マンガ】

 

理想主義で何が手に入るのか。手に入れたいものを手に入れるためには富と権力がないといけないのか。まだまだ若い龍に突きつけられた現実。幼馴染みで恋い焦がれた相手を富と権力を持っている男が手に入れる様を目の当たりにする。

それは幾重にも偶然が重なり合った末の事で。それぞれがお互いのいない先を見据える事が出来るように生き始める。

祇園の世界に飛び込んだ幼馴染みと京の名家の一人息子の関係が大人になるとともにカタチを変えていく。その変えた先に幸せが待っているとは限らない。武道家の道を追い求める一人息子はどんな生き様を選択するのか。

そして、分かれた二人には激動の時代の中、それぞれの物語が動き始める。

年齢を重ねるにつれて親は子どもに夢を聞かなくなる現実がある。それは自身が年を重ねるたびに自分の現実を感じ始めた事と子どもが年を重ねる姿がダブっているからかもしれない。年を重ねるごとに周りがむき出しになる現実にどう対峙するのかが描かれる。

大切なのは、諦めることではなく、もがくことなのだろう。

【手に入れたきっかけ】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。