圧力から来る疲労。行動的にも心理的に追い詰められていく。人は追い詰められてしまうと、諦めるよりもしがみつく傾向にあるのかもしれない。
失敗だと分かっていてもかけた時間やお金を考えるとやめられない。後には引けないとはこういう状態を言うのかもしれない。
追い詰められる活動家たちの心の揺れと垣間見えてくる狂気。そして、山に向かう。
何が待っているのかが読み手にうっすらわかっているからこそ、寒気と何とも言えないモヤモヤが残る。心が煙でいぶされているような感じ。
有名な事件を起こした連合赤軍の足取りを追っていき、細かい会話まで描いていく作品。銃を手に入れるも、その事件を理由に警察側も厳しくなってくる。
口だけで脅されるのは終わり、指名手配犯となっていくメンバーたち。何人かは捕まり、捜査が迫ってくる恐怖に怯えながら転々とする。狭い部屋で何日も風呂に入れない生活。
どうやって革命をやり遂げるのかが全く見えない状況になってしまった。そんな中、一人のメンバーが提案をする。山へ登るのはどうかと。
心を煙でいぶされて山へ登る。その先は…「処刑」の2文字が目に付き始める。
【引用】
注意力と行動力の訓練にもなりますね。万引きは
しょせんオアソビなんだよ。エリートやお坊ちゃん連中のな。
【手に入れたきっかけ】
先が気になり購入中!
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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