化粧ってすんごい。女子を変える　『マイルノビッチ 1』（佐藤ざくり）【Kindle・マンガ】

小檜山歩

10年前

化粧ってすんごい。女子を変える。

クラスで友達がおらず、毒キノコと（陰で）呼ばれている高校1年生の女子、木下まいるが学校一のイケメンで熊田天佑によって綺麗になり、16年間ブスと呼ばれていた人生を変えていく物語。

クラスのイケメンにニセの告白をされて落とし穴に落とされたふわりは落とし穴の中で「好きでブスになったんじゃない」：と叫ぶ。一連を見ていた天佑はふわりに「ブスをいいわけに使うな」と言い放つ。そこで一念発起したふわりはキレイになる努力を始める。

化粧も自分では上手く出来ないから、天祐か隣の家のめっちゃかわいいニューハーフ・香月ふわりにやってもらう。そして、綺麗になって学校に行くと、周りがいつもと違った。道は開けてくれるし、今までと違った目で見てくる。

だけど、中身は今までのままの恋愛経験なし、引っ込み思案だからいろんな勘違いと、勢いで付き合ってしまったこともあって初めての彼氏（上手くいった福笑い風の顔）とは1分25秒で別れてしまう。

もっといろんな世界を見てみたいという思いから合コンに行くことになったふわり。でも、「いきものがかり」も知らない、男子とのうまいやりとりも知らないことで気になった男の子を恋愛至上主義でキレイになる努力をしているアマゾネスのような女の子に取られそうになる。相手は水をかけて化粧もボロボロにしてくる。こんな状態で合コンに戻れない。

ふわりはそのまま合コンに戻れずにカラオケのトイレで一人ぼっちのままなのか、大逆転があるのか。この後の展開が1巻のクライマックスといったところ。

女性を見ていると化粧ってそんなに人を変えるのかぁ！と思う。男子も化粧をしたらかっこよくなるのかと思うけど、そううまくはいかないんでしょう。そして、化粧をすると見た目だけじゃなくて中身も変える。化粧と努力と少しの勇気によって毒キノコから変わっていく一人の高校生の女の子のお話。

【キーワード】

ドブス

毒キノコ

熊田天佑

木下まいる

まっすぐこっちを見てくれた

成功した福笑い

【引用】

ブスをいいわけに使うな

文句ならキレイになる努力をしてから言え。悔しかったら男に遊ばれるんじゃなくて、男で遊ぶぐらいの女になってみろよ