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全身は寄生されずに右手だけ寄生された男子高校生は普通の人間たちの中にいる寄生された人間と相対する。生暖かい物語。『寄生獣(1)』(岩明均)【Kindle・マンガ】

 

名作と呼ばれるマンガがKindleですぐに安く読むことが出来る。その価値は大きい。

人間が一番悪魔なんじゃね!?ってことを突き付けてくる。まっすぐに。人は他の何種類もの生物を遠慮なく食べるのに、他の生物が人間を食べてはいけないのか。

食ってるだけ。

生物として当然なのです、と言われたら私はどう返すことが出来るのだろうか。もし、全ての生物をまとめる神のような存在がいて、他の生物がやりすぎな人間を(人間がいつも他の生物にしているように)食えるようにしたらどうなるのだろうか。

そんな人間以外の生物の想いが込められているいかもしれない寄生生物と人のお話。共食い専門の新生物が地球に降り立った。

絵がえげつない。人が人を食べる。とある生物が人間に寄生しミンチ殺人が広がる。そして、全身は寄生されずに右手だけ寄生された男子高校生は普通の人間たちの中にいる寄生された人間と相対する。生暖かい物語。

【引用】

地球上の誰かがふと思った。「人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか…」地球上の誰かがふと思った。「人間の数が100分の1になったらたれ流しされる毒も100分の1になるだろうか…」誰かがふと思った。「生物の未来を守らねば…」

わたしの「仲間」たちはただ食ってるだけだろう…生物なら当然の行為じゃないか、

わからん…尊いのは自分の命だけだ…わたしはわたしの命以外を大事に考えたことはない。

「悪魔」というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているがわたしの「仲間」たちが食うのはほんの1~2種類だ…質素なものさ。

【手に入れたきっかけ】

読みたいと思ってたらKindleでセールだったので購入!

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。