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一定の不気味さと暗さが流れながら進んでいくスーパーサラリーマン物語 『いぬやしき(1)』(奥浩哉)【Kindle・マンガ】

 

冴えなすぎるどうにかしてお金を貯めて一戸建てを買った犬屋敷壱郎が、とあることをきっかけに機械の体を手に入れて世の中のために戦う。

これだけだと昔からあるスーパーマンの物語のようだけど、どこか趣が異なる。

それは犬屋敷が本当にどうしようもなく地味な親で息子にまでホビット族だから隠れて生きていけばいいといわれて言い返せないぐらい消極的な親だということ、そして、人間ではなくなって機械になった犬屋敷の機械としての描写があまりにもリアルだからだろう。

人の体が分解されてロボットになっていく姿が細かくて写実的であるからこそ、自分の体が今にも犬屋敷のようにバラバラになってしまうんじゃないかとまで思えてくる。

そして、1巻の最後に出てきたもう1人のロボット化人間によってどう物語が進んでいくのか気になってしまう。一定の不気味さと暗さが流れながら進んでいくスーパーマン物語。木梨憲武主演で主演で映画になるんですね!



【手に入れたきっかけ】

Kindleの無料お試しキャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。