総合職共働き人事コンサルのブログ

大人の適当さも真剣さも子どもは感じ取る 『ハガネの女 1』(深谷かほる)【Kindle・マンガ】

 

大学1年の頃にとあるバイトで中学生の女子3人ぐらいに総スカンを食らったことがある。男子との関わり方はなんとなく分かっていて、それなりに出来ていたけど、女子との関わり方が下手だった。

それ以上にもっと大きい理由は自分が生徒を下に見ていたことに生徒が気付いたことだと思う。自分の蒔いた種でいろいろ大変だった三日間を経てまた1つ学ぶことが出来、子どもと接するときであっても真摯に向き合おうと思ったことを思い出した。

大人の適当さも真剣さも子どもは感じ取る

子どもは真剣に向き合えば向き合うほど応えてくれる。大人に対しては真剣さ以外にもいろんなことを用いて自分に従わせることが出来るけど、子どもはそうはいかない。

だからこそ、子どもには真剣に向き合ってくれる大人が必要。体力は使うかもしれないけど、大人・子ども関係なく他の人に対して自分とは違う関係のない人と切り捨てる人が減って真剣に人と向き合う人が増えればこの世界はもっと豊かになる。

人のために行動し、自分の考えを見つめなおすことの出来る先生

テレビドラマにもなったマンガ。35歳独身の小学校の先生。アダ名は「ハガネの女」。鉄よりも強い鋼の心で人を助ける。

臨時採用になった4年さくら組は3人の教師を再起不能にしたクラス。パッと見は問題なさそうな雰囲気だけど、なんだかいろんな事をはらんでいそう。

クセがありそうで、何だかもろそうな親も入ってきて紐解くのは大変そうだけどハガネの心と自分の信念のために先生として出来る範囲で行動する。そんな先生の姿が今の子どもには必要なんだろうなぁ。

冒頭で書いたバイトも大学卒業間際には女子だけのチームでも問題なくコミュニケーションを取ることが出来るようになったのは嬉しかったなぁ。

【引用】

まだ10歳だもん。何にでもなれるよあの子たち。どんな素晴らしい人間にもなれるよ

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーン!

【オススメ度】

★★★★☆

【キーワード】

パンに唾を吐く理由

芳賀先生・35才独身

3人の教師を再起不能にした4年さくら組

いざって時に鋼になって人を応援してやれる

迷宮・教師に見られる

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。