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【マンガ・Kindle】ビートルズ、とにかくビートルズ。タイムスリップで1961年。ビートルズになる! 『僕はビートルズ(1)』(藤井 哲夫, かわぐち かいじ)

 

【概要と感想】

ビートルズの時代を知らない世代である24才の自分にとって、のめり込めない作品であることは否定しない。ただ、ラストについている解説を読むと、ビートルズファンにはたまらないポイントがちりばめられているご様子のマンガ。

日本一のビートルズバンドを自負し、外からもある程度認められているバンド、「ファブ・フォー」の内部はぎくしゃくしてしまっていた。第2のビートルズを目指すためにコンクールに出ようと言うポール・パートの鳩村は、それをくだらないと否定するジョン・パートの鷹津と対立する。鷹津は他のやり方でビートルズになると鳩村に言い放つ。揉み合いになった二人は駅のホームから転落し、1961年の世界へタイムスリップしてしまう。

鳩村の近くにいるのはジョージ・パートの蜂矢だけ。他の2人はどこに行ってしまったかもわからない。東京オリンピックを3年後に控えた1961年はビートルズがデビューする1年前。まだ、ビートルスが世界に知られていない時代に鳩村はビートルスの曲を自分の曲と言って弾き、世界に出ようとする。

そこにプロダクションのやり手女社長が登場し、1961年の物語が動き出す。

ここまで、ビートルズ中心に話が進んでいくので、ビートルズファンはいろんなことを考えながら読めるだろう。ただ、先を読んでいないからはっきりと言いたくはないが、いろいろ調べたらビートルズファンにとってもマンガとしても評判がよろしくない。1961年の日本の雰囲気や世界観を読むなら、それはそれで面白い。

ビルもサンロードも東急もない吉祥寺で六畳一間、6000円。ラーメンが一杯30円の時代に日本でビートルズになろうとする男の話。

【入手きっかけ】

Kindleでセールをしていたので、購入!

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。