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”普通”じゃない兄弟と母娘。でも、そこには”普通”の家族にはない何かがある 『薔薇のために(1)』(吉村明美)【Kindle・マンガ】

 

”普通”じゃない兄弟と母娘。でも、そこには”普通”の家族にはない何かがある、つながっていないようでつながっている。そこに放り込まれたドン臭い18歳女子はどうなるのか。

恋愛ものでもなく、仲良し家族ものでもない。大女優の母と父親違いの兄弟たちが描かれる。

両親は死んだと聞かされて昔ながらのおばあちゃんに育てられた枕野ゆりは高校を卒業した時に「オレはめんくいだから」と言われて彼氏にフラれた。そして、育ててくれたおばあちゃんも亡くなってしまった。大学も合格していないゆりはどうしたらいいのか途方に暮れる。

そんな中、おばあちゃんが残した手紙に衝撃の事実が書かれていた。父親が死んだのは事実だけど、母親は生きている。それも、母親は大女優の花井しょう子だとのこと。

初めて両親と兄弟の存在を認識し、花井しょう子が住んでいるらしい北海道へと飛ぶゆり。そんな先でどんな兄弟が待っていて、母親とどんな再会を迎えるのか。再会からその家で過ごし始めるところまでを描く。

迷える世間知らずな少女の心が伝わってくる。

【書き出し】

「神々しい」ってああいうのを言うんだな。まぶしさで目が眩むほどきれいなの

【キーワード】

恋人にふられた

チビで太目でソバカスで剛毛で

脳卒中

花井しょう子・花屋敷照子

枕野ゆり・18

処女

【引用】

生まれたときはみんなサル!きれいなやつってのは自分の力できれいを維持してんだよ

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。