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CRMの基礎を学びたかったら読んでも損はないだろうけど、最新情報を学ぶならもっと新しいCRMの本を読んだほうがいい 『図解 よくわかるCRM』(藤田 憲一)【本】

 

テクノロジーは大きく移り変わっているけど、CRMの基本は変わらない。そして、基本を実践できていない企業はまだまだ多い。

2001年のCRM

CRMがメジャーになりだしたらしい2001年頃に正しいCRMとはなにか、実行するためには何が必要なのかが記された一冊。2001年ってこともあり、着メロなどの懐かしい単語が出てきたり、携帯はガラケーしか想定していない頃。スマホやタブレットなどの単語すら出てこない。

「CRMとはなにか」から始まり、CRMで大切なことは何か、CRMをシステムで実現するために必要なことはなにかなど、順を追って説明が続く。

話題に上がっている技術は今となっては陳腐化してしまっているものあるが、今でも十分参考になりそうな内容もある。テキストマイニングやデータマイニングなどはこの頃から話題には上がっているものの、実際、十分に行うことが出来ていない企業も多いことだろう。

CRMの本質は変わらない。

表紙に書かれているこの言葉が重い。

正しいCRMは顧客を虜にします。間違ったCRMはストーカーでしかありません。

これは今の時代になっても変わらない。いいタイミングで来るDMとどこで手に入れたのかも分からないリストを使って仕事用の携帯電話に電話をかけてくるのでは受ける人の感情は大きく異なるのだから。

CRMの基礎を学びたかったら読んでも損はないだろうけど、最新情報を学ぶならもっと新しいCRMの本を読んだほうがいいかも。

【手に入れたきっかけ】

前職でCRMについて勉強していた頃に購入!

【オススメ度】

★★★☆☆

【キーワード】

2001、CRMがトピックスに

コミュニケーションの方法・IT

CRMとは

新規顧客獲得・顧客維持

イメージと実現

たくさんのツール

インターネットがまだ普及中

着メロ・PC

コールセンター

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。