この本がそれなりに売れるってことはまだまだ勉強熱心な人がたくさんいるってことでいいんでないかな、なんて上から目線で思いました。だって、統計学に馴染みのない私にとってはお世辞にも読みやすいとは言えないし、理解するにはそれなりに時間をかけて読まないといけなかったから。
もちろん、スラスラ読める人もいるでしょうが、同じぐらいの数だけ、じっくり読み進めて理解した人がいると思うのですよ…もしかしたら、私の理解力がかなり低いのかもしれませんが…
タイトルは派手ですが、中身は統計学の入門書。読み手にとって出来るわけ分かりやすく書かれていることと、話題になっているけど、勉強できる機会が少ない分野ということでかなりの売り上げをあげたのかなぁ、なんて思いました。
難しいことはそれなりに難しい。何でも楽に簡単に理解しようとすることが良くないんだなぁ…と反省です。
データを集めることの大切さを改めて感じました。
とりあえず、全部覚えるのは難しいけど、1度読んで統計学をなんとなく理解して、騙されにくくなって、実際に分析する必要が出てきた時に拠り所となる本を見つけただけでもいいことでしょう。
【引用】
なぜ統計学は最強の武器になるのだろうか? その答えを一言で言えば、どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができるからだ。
ITの進歩により、データ量の多さや計算の複雑さは、ほとんど問題にならなくなったのだ。
一通りの業務がIT化されてしまうと、ITがらみのビジネスは行き詰ってしまう。いくらハードウェアやソフトウェアの処理性能が向上しても、これ以上IT化すべき業務プロセスはないし、顧客が特に性能に不満を持たなければ、商品を売り込むことはできない。だから、ハードウェアメーカーも、ソフトウェアメーカーも、それらを使ってITのサービスを提供しようとする者も、ITに関わる企業はすべて、すでに満足している顧客に、十分すぎる性能を持った新しい技術を売り込む「理由」が必要なのである。
統計学的な裏付けもないのにそれが絶対正しいと決めつけることと同じくらい、統計学的な裏付けもないのにそれが絶対誤りだと決めつけることも愚かである。
【手に入れたきっかけ】
ずっと気になっていた中、KIndleでセールをしていたので購入!
小檜山 歩
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