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ロジカルシンキングからラテラルシンキング。人が死なないのは変わらない。 『特等添乗員αの難事件 I』(松岡 圭祐)【Kindle・本】

ロジカルシンキングからラテラルシンキング。人は死なないのは変わらない。

論理で解決出来ない問題をどう解決するのか。

論理で解決出来る問題はロジカルシンキングで解く。でも、ルールの隙間で行われる犯罪はロジカルシンキングで太刀打ち出来ないことがある。そんな時に役に立つもう一つの思考法がラテラルシンキング。

ちょっと前に紹介した、2014年一押しシリーズもの小説の万能鑑定士シリーズを書いている松岡圭祐さんの別のシリーズ。万能鑑定士がロジカルシンキングの物語で、特等添乗員はラテラルシンキングの物語。

万能鑑定士とのつながりもあり、万能鑑定士から読んでも楽しめるし、いきなり、特等添乗員シリーズから読んでも面白い。

松岡さんのシリーズに引き込まれるのは細かい描写とキャラクターの魅力に加えて、事件のスケールが大きくて、かつ起こってもおかしくないんじゃないかと思える犯罪がそこにあるから。

今回は旅行代理店業界全体を巻き込んだ犯罪。

【引用】

ゲームはインベーダーかせいぜいゼビウスまで、最近のものはついていけないと語る中高年は、それゆえ信頼できる存在ですか? AKBのメンバーの顔の区別がつかないとか名前を知らないというのが自慢になりますか? いずれも大きな勘違いといえましょう。いつの世も、どのような分野であれ知識の幅は広ければ広いほどよいのです。

きみは傷つくことの痛みを知ってる。だからこそ刃を人に向けることはない。揺らぎようのない信念の持ち主と信じればこそ、きみに力を行使する自由を委ねるんだ

【手に入れたきっかけ】

松岡圭祐さんの他のシリーズも読んでみたいと思い、購入!

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。