総合職共働き人事コンサルのブログ

会社のチームよりも学生時代のチームの方がもっとまとまりのあるチームだったなぁ、と思うことはないでしょうか? 『組織が活きる チームビルディング―成果が上がる、業績が上がる』(北森 義明)【Kindle・本】

 

会社に入って働くことはチームで働くことを意味する。でも、会社のチームよりも中学校の合唱祭や高校の球技大会のチームのほうが団結していたような気がする。

お金を稼ぐということにおいて、一人で稼げないから会社という組織というチームの中に入り、たくさんの人でお金を稼ぐのは多くの大人が行っていること。でも、会社のチームよりも学生時代のチームの方がもっとまとまりのあるチームだったなぁ、と思うことはないでしょうか?

大人になるため(?)に学生生活を送っていたはずなのに、学生のころに出来ていたことが大人になって出来なくなることっていくつかあるでしょう。チームビルディングはそのことの1つなのかもしれません。

チームはどう作られていくべきなのか、チームとはどんな状態のことを指すのか、チームにおいて、価値観とはどのようなものを指すのか、チームビルディングをする際に役に立つテクニックはどのようなものがあるのか、などなど、会社を前提とした組織におけるチームビルディングのエッセンスが詰まっている一冊です。

ただ、読んだ記憶もあんまりない本なのですが…

【引用】

人の言葉のみではなく、存在そのものを認めることを、交流分析★1では、「ストローク」といいます。

相手を肯定的に認める「ポジティブ・ストローク」と、相手を否定的に認める「ネガティブ・ストローク」とに分ける、というものがあります。そして、「人は誰でも、ポジティブ・ストロークを望んでいる」といいます。ポジティブ・ストロークになるコミュニケーションには、ほめる、感謝する、贈り物をする、表彰するなどたくさんあります。しかし私は、最大のポジティブ・ストロークは、相手の話をよく「聴く」ことではないかと思うのです。

カウンセリングの領域では「アクティブ・リスニング(積極的傾聴)」ということを、とても大事にしています。その意味するところは、相手に関心を向けて相手の立場に立ち、相手の言葉だけではなくその意味しているものや気持ちまで聴き取るということ

価値観にはこれが正しい、これは正しくないということはありません。人によって違うのが当たり前です。むしろ、みんなが違った価値観を持っているからこそ、みんながそれぞれ存在している意味があるのではないでしょうか。そして、価値観が異なっているからこそ、コミュニケーションも必要なのです。

リーダーはメンバーを理解するのに数カ月かかるが、メンバーはリーダーを三日で見抜く

チームビルディングを進める上で、核(コア)となる要素の一つに、「エンパワーメント」というキーワードがあります。その意味は、「組織の成員が、自分自身の意思で、組織創造のプロセスの中にいると感じること」を指しています。エンパワーメントを持っているチームメンバーの特徴として、「自分自身の影響力を信じ、自分自身の考えや感情を価値あるものとして受け容れている」ことが挙げられます。

【手に入れたきっかけ】

興味がある分野で、KIndleセールを行っていたので、購入!

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。