ジェノサイドではない話題をルワンダから届ける試みを知ることができた。
私にとってルワンダという国名を聞いて最初に出てくる単語はジェノサイド。大学生活の多くの時間を割いた模擬国連と呼ばれる活動に参加するきっかけが「ブラッド・ダイヤモンド」というアフリカを舞台にした映画でそこから1994年にルワンダで起こった虐殺を知ることになり、ドキュメンタリーを見た記憶がある。
大学生の間も社会人になってもこの本の活動のように支援をしたことはない。でも、ルワンダのことを情報として自分にとってルワンダといえばジェノサイドではなくて、バナナペーパーといえるようになっただけでもよしっ!って感じがしたのです。
40才になって改めて自分がやりたいことをやり始めて大使館勤務からルワンダのコーヒー農家支援、そしてバナナペーパー作り普及の活動をするまでの著者の自伝のような一冊。
1948年生まれということで自分とはけっこう年が離れているけど、自分の周りの世代にいる国際貢献したい”若者たち”と同じ熱量を感じることができた。理想論だけでなく、支援する側からみたアフリカ支援の難しさにも触れられていて自分がやるとしたらどんな支援なのかを考えさせられる。
それ以上に40才から活動をはじめてここまでできるってことは27才の自分もやろうと思えばけっこうなことができるんだなぁと思ったのですよ。
【手に入れたきっかけ】
「本が好き!」というWEBサービスの献本キャンペーン!
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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