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ケアマネージャーの息子として1回ぐらいは自分でケアプランを作ってみようかな。 『リアリズムの介護』(きたじま ちよこ)【本】

 

そもそもケアマネージャーとかケアプランとはなんだよとつっこまれるかもですが、母親が介護の世界に携わっていることもあって他の人と比べて介護は身近なんだなぁと改めて思うのです。

開始から17年経った介護保険には私の母親の仕事であるケアマネージャーがつきものだと思ってたんだけど、いなくてもなんとかなると初めて知っただけでもよかった。

どの施設のどんなサービスを使うのかをまとめたのがケアプランで介護保険に基づいて支給の対象者になった全ての人がサービスを受けるのであれば作成する必要がある。

そんなケアプランは自分で作ってもいい(セルフケアプラン)し、自分で作るメリットもあるのでどうでしょうか?と提案してくれる。

本の全体の構成は介護保険、ケアマネージャーの説明からマイケアプランを作った人へのインタビュー、質のよい介護とはなにかを評判のよい事業所へのインタビューから考えたうえでターミナルケアのあり方を考え、介護にオススメの10冊の紹介で終わる。

マイケアプランを作った人へのインタビューを読んでいてマイケアプランを作れるのはスーパーマンや介護や医療に関わったことのある人ばっかりじゃないかなぁと思ったり、ある程度、知識がない人への配慮がすっ飛ばされている気もするんだけど、それは自分で調べなさいというエールだと思えばいいのかな。

母親の仕事でもあるし、事業所について知ることもできる。嫌がる相手もいるだろうけど、自分が誰かの介護の関わる時には一度は作ってみようかと思った。

28になるし10年とちょっとで介護保険料を払うことになる。その前に子育てがあるでしょうけど、こっちのこともうっすら考えておいても損はないでしょう。

介護の基礎知識を知ったうえで選択肢を考える2冊目の本としてオススメだったりします。



【手に入れたきっかけ】

「本が好き!」というWEBサービスの献本キャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。