総合職共働き人事コンサルのブログ

池上彰がおとなの学校の先生になって1日授業をしたらこんな時間割になるのでしょう 『おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』(池上 彰)【Kindle・本】

 

池上彰がおとなの学校の先生になって1日授業をしたらこんな時間割になるのでしょう。

1時間目:宗教

2時間目:宇宙

3時間目:人類の旅路

4時間目:人間と病気

5時間目:経済学

6時間目:歴史

7時間目:日本と日本人

「おとなの学校」という響きになんだかやらしい雰囲気を感じてしまうのは自分だけだと思いますが、れっきとした真面目な授業が行われそう。

池上彰が「現代の自由七科」としてピックアップした7つのテーマごとに章が構成され、それぞれについて池上さんのわかりやすい解説が続いていく。

特に参考になったのが1時間目の宗教と2時間目の宇宙。後半の授業で眠くなったわけではなく、なぜかこの2つに惹かれた。

宗教については世界では常識なのであろうキリスト教とユダヤ教の成り立ちとその違いがわかりやすい言葉で語られているし、宇宙の時間ではヒッグス粒子が何かについてイメージをつかむことが出来た。

わかりやすい説明で教養を軽く学びたい方にはオススメの1冊。

【引用】

すぐに役に立つことは、世の中に出て、すぐ役に立たなくなる。すぐには役に立たないことが、実は長い目で見ると、役に立つ

ユダヤ教とキリスト教の違いは、二つの宗教の広がり方とも関係しています。ユダヤ教徒は、あくまでユダヤ人だけが救われるという民族宗教なので、世界中には広がりませんでした。それに対してキリスト教は、すべての人が信じれば救われるということですから、場所や民族を問わずどんどん広がっていくわけです。やがてローマ帝国の皇帝がキリスト教徒になり、四世紀にキリスト教がローマ帝国の国教になると、信者は爆発的に増えていきました。このように世界中に信者が増えていく宗教のことを世界宗教といいます

【メモ】

Kindleキャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

The following two tabs change content below.

小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。