総合職共働き人事コンサルのブログ

日本でこれから40年働くのって大丈夫なのか?と疑問を持ったら手にとって欲しい一冊。『日本に殺されず幸せに生きる方法』(谷本真由美(@May_Roma))【Kindle・本】

 

誇張なんじゃないかと思う箇所や、海外で働けば全て解決じゃないっしょ!と思う箇所もあった。でも、日本で働くことの大変さ、日本の職場の異常さを海外からの視点で捉えた本なので、発想の素として使えるでしょう。

福祉の話から企業内の意思決定の仕方にまで話題は及ぶ。ヨーロッパでも厳しい国がある事実に触れた上で、日本の企業にこれから必要なことへ話題は進む。

人事に関わる仕事をしている自分にとって、日本式人材採用の問題点や、人材管理の問題点は考えるスタート地点として面白そうな内容ではある。

ただ、日本的な仕事の仕方のためにはある程度仕方ない部分はある。大きな組織が急に舵を切って一から十まで欧米的な組織に変わるのは現実的じゃない。

手遅れにならない程度に変えられる所から変えていく事が必要でしょう。

例えば採用。様々な血を入れる。すぐに日本企業に嫌気がさしてやめてしまう人も出るかもしれない。でも、中から変えようとする人が少しは生まれるかもしれない。なんて、希望的観測に頼るのは甘いのでしょうか。

日本でこれから40年働くのって大丈夫なのか?と疑問を持ったら手にとって欲しい一冊。

【引用】

日本にはまだまだ余力があり、経済も思ったほどはわるくないが、人口の高齢化と、官僚制度、高齢者が多く保守的な有権者が改革の足を引っ張っている

日本に必要なのは、違うもの、違う考え方、ユニークなやり方を生み出すような人達を支援して成果に結びつける働き方なのです。

遅刻しないための1分1秒を守るよりも、数時間を無駄に過ごさないほうが、よっぽど時間を有効活用できています。そう考えると、実は日本人ほど時間にルーズな民族はいないのです

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーンで気になったので!

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。