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肉体労働をバカにしてはいけない。もしかしたら、あなたの仕事よりも肉体労働の方が替えが効かない仕事なのかもしれないのだから。 『機械との競争』(エリク ブリニョルフソン)【Kindle・本】

 

「情報技術が雇用、技能、賃金、経済におよぼす影響を論じる。」

肉体労働をバカにしてはいけない。もしかしたら、あなたの仕事よりも肉体労働の方が替えが効かない仕事なのかもしれないのだから。

指数関数的な進化をする。人間は指数関数的な進化はできない。ただ、人が勝っている分野はある。肉体労働と知的労働。相反するものだけど、人間がコンピュータに勝っている分野である。

豊かになっていく。確かにコンピュータは人間の仕事を奪う。ただ、人間は豊かになっていぬ。そのために必要な事が語られる。短くまとめられている中に、人間の仕事がコンピュータに奪われ始めた現状と、そんな時代に人間はどうしたらいいのかがあくまでもポジティブに語られる。

機械は思っているよりもものすごく速いスピードで進化しているけど、人間が征服されるような事にはならなそうだ。ただ、機械とうまく付き合っていくように立ち振舞っていく必要がある。

一応、IT業界にいて、一日の半分はデジタル機器に触れている1人としては機械に指示を出す方法をもっと学ぼうと思う。

分かりやすく機械と人間のこれからが語られる。派手な意見ではないけど、その通りだと思わせ、機械がある社会でどう生きていけるのかをふ落ちさせてくれる。

【引用】

情報技術が雇用、技能、賃金、経済におよぼす影響を論じる。なぜいまこれが重要なテーマなのか

だが新規雇用は手控えられたままだ。企業は新しい機械こそ買ったけれども、新しい人間を雇おうとはしていない。 仕事はどこへ行ってしまったのか

指数関数的な進化が私たちを驚愕させるのはこれからだ。

いまのところ人間がまさっているのは、じつは肉体労働の分野である。人型ロボットはまだひどく原始的で、こまかい運動機能はお粗末だし、階段を転げ落ちたりする

どうしてもコンピュータに置き換えることが難しい雇用には二つのタイプがあるという。一つは、創造的な仕事で、今まで誰も考えつかなかったことを想像することはコンピュータにはできない。創造的なビジネスのアイディアを出す経営者や、感動的な歌を作る作曲家はコンピュータには置き換えることができないのだ。  もう一つは肉体労働なのだという。客の注文に応えて料理を運び、テーブルを拭くウェイターをロボットに置き換えることは難しい。看護士や配管工も同じだという。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。