争いと謎解き、ファンタジー物で日本を舞台にってのは久しぶりに読んだかな。恩田陸さんの『遠野物語』を思い出しながらもここまで作り込まれて長いのはちょっと違うかなぁ。今のところ、現実とは陸続きでもないし。
平安時代っぽさを感じさせる山内という地域の中に住んでいるのは人間のようだけど、人間と烏のどちらの姿にもなれる八咫烏たち。身分だったり、家柄だったりが現代以上に意識される社会が舞台。
宗家と呼ばれるこの世界の中心となる家とそれらを守る4つの家が存在してる。今作の主人公は北領でぼんくらと言われる雪哉が主人公。そのぼんくらにも理由がありそうで、その雪哉がひょんなことから宗家の皇太子に使えることになり、中央のいざこざに巻き込まれる。
奥さんが読んでたので読んでみたんだけど、おもしろかったっすわ。ファンタジー@日本ははじめてだし、そこそこ世界観や人を覚えておかないと読めないってのが奥さんにはよかったようで、確かになぁと思いましたよ。
【手に入れたきっかけ】
奥さんが読んでいたのを借りて
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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