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ピラミッド構造で考えることで相手にも伝わりやすく、自分としても説明のしやすい文章になる 『考える技術・書く技術』(バーバラ ミント)【本】

 

考えることって簡単なようで難しい。学生の時のようにだいたい答えが予想つくものだったらいんだけど、社会人4年目を間近に控えた今ではそんな問いは少ない。

なんとなく答えが見えている問いについてはそれなりのスピードで対応できるようになってきた。最近、自分の仕事の中で問題となっていることはそんなに簡単じゃない。

「プロジェクトを更に実りあるものにするためにはどうしたらいいのか」

この問いに対してハッキリとした答えが見つかってない。「このプロジェクトは実りのあるものなのか」に対して、「それなりに実りのあるものだろう」と思っている中で更に実りのあるものにするためにメンバーの1人である自分がどうすればいいのかを最近は考えている。

日常業務をしながら考えるのは難しいけど、なんとなくぼんやりと見えてくるものがある。その中で自分の考えをどうまとめるのかの参考になりそうなのがこの一冊。

考える時に使うピラミッド構造の3つの鉄則と4つの並べ方

マッキンゼーのバリバリのコンサルタントだったバーバラ・ミントが物事を考えるときに使うべきやり方を紹介する。

そのやり方こそがこの本で紹介されている「ピラミッド・プリンシプル」。

ピラミッド構造で考えることで相手にも伝わりやすく、自分としても説明のしやすい文章になる。この本はそんな「ピラミッド・プリンシプル」で考え、考えたことを文章にし、読み手に伝わりやすくするテクニックが記されている。

ピラミッドの鉄則やピラミッドの構造は文章を書く時じゃなくても物事を考える時に今すぐに役立ちそうなことが詰まっている。文章を書くときに何だかしっくりこなかったら立ち返って読んでみようと思う1冊。

【引用】

すべての文書を「いったん書き上げてみる」というやり方は絶対にやめてください

【手に入れたきっかけ】

大学入りたての頃に文章の書き方の勉強をするための本として先輩に紹介してもらった一冊。

【オススメ度】

★★★★☆

【キーワード】

マッキンゼーのわかりやすい報告書

並べ方を書き手と読み手で揃える

ピラミッドの鉄則

・どのレベルであれ、あるメッセージはその下位グループ群のメッセージを要約したものでなければならない

・各グループ内のメッセージは同じ種類のものでなければならない

・各グループ内のメッセージは論理的な順序で配置されなければならない

4つの並べ方

・演繹の順序(大前提、小前提、結論)

・時間の順序(1番目、2番目、3番目)

・構造の順序(北から南、東から西、等)

・比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なもの、などなど)

ほとんどの文書は次の4つの疑問のどれかに答える。「どうすればよいか?」・「解決方法を実行するにはどうすればよいか?」・「それは正しい解決方法が?」・「なぜ効果がなかったのか?」

演繹法・帰納法

表現の仕方

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。