会計の考え方をミステリー仕立ての物語で少しずつ知ることが出来るシリーズものの三作目。
会計は鏡。会社を正しく映すためのもの。鏡を直視すれば会社をどうしていくべきなのかが分かる。会計を利用したごまかしトリックが中心だったvol1、2に対して、vol3ではとうとう会計を利用した経営改革の話へ進む。
部門別採算を採用していたあるホテルの経営。雲行きは怪しく、ルール違反と言えてしまう会計処理をしてしまっていた。そんな企業で会計のアプローチから経営改革を進める。キーワードは部門別会計と直接原価計算。
もう一つ、キーになりそうな物語がある。会計士の倫理に纏わる物語。自分が思い入れがあり、感謝すらしているクライアントが粉飾決算を行おうとしている。そんな時、会計士はどうあるべきか。
会計士とはなんのために存在していて、どうあるべきかを考えさせる。
【手に入れたきっかけ】
会計について、触れたくなる時に読もうと思うシリーズ。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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