総合職共働き人事コンサルのブログ

業務定義力と自己紹介力は仕事をする基礎として必要だなぁと。 『働き方の問題地図 ~「で、どこから変える?」旧態依然の職場の常識 』(沢渡あまね)

働き方改革について俯瞰してみるための一冊に仕上がっている。最初に働き方改革を面で捉える試みであるという前置きと双方のメリットを示すと書かれている通りになっている。

7つの厳しい(本の中では無慈悲な事象とされている)未来が示された上でやらねばいかないことが出てくる。

いろいろあったんだけどこれは会社でやらねばと思ったことが業務定義力と自己紹介力に関すること。

業務定義力についてはPJベースで働いているのでサボりがちなんだけどランクが変わって定型っぽい作業も出てきたしまとめといて損はない。考えた方とまとめるフォーマットはこんな感じ。

もう一つは自己紹介力で自分が何が得意なのかを整理して話せるようにしておくこと。将来の長期間の目標を立てるとかは意味ないなぁと思ってしまうんだけどこちらは直近のキャリアを考えるのにやっておいて損はない。

この話自体がグローバル化に対してそれぞれが整理しておいた方がいいこととして紹介されていたので日本語と英語でまとめてみた。

グローバル化の観点ではあとシンプルコミュニケーションとして結論から話すこと、ナンバリングすること、主張→理由→根拠→主張の順で話すことが出てくる。

こんな感じで出社主義やキャリア、子育てなど働き方に関するテーマごとにいろんな解決策が出てくるので参考になる。いま話題のテレワークについてもなんで必要なのかということを上司と部下の関係を恋人同士にわかりやすく例えて説明してくれる。

離れていても信頼できる仕事のやり方が必要とかキャリアカウンセリーを受けられる仕組みが会社には必要というのがふむふむ。3才までは親が一緒に過ごした方がいいという三歳児神話には合理的根拠がないというのも政府の文章に出てるというのも覚えておこう。

厚生白書(平成10年版)

https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/kousei/1998/dl/04.pdf

【手に入れたきっかけ】

働き方改革を考えたいと思った時に購入

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。