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完璧すぎる心地悪さはこれからも人間独特の感覚になりそう『ハイブリッド・チャイルド』(大原 まり子)【Kindle・本】

 

人間がすんごい能力を持ったり、すんごい技術を使いこなす時代が近未来だとしたら、このSF作品で描かれているのはもう少し先の未来。

今の世界では見た事のない生物を人間が関わる時代。ほどほどに先の未来が描かれる。

戦いの未来

よく分からない生物の中でも特殊で、戦いに使われてしまいそうな生物を巡ってであったり、生物自体を用いて戦いが行われる時代を描く作品の走りらしい。

この作品が最初に世に出たのは1990年。日本人作家が書いたSFの中では有名な部類に入るのでしょう。タイトルだけはなんとなく聞いたことはありませんか?

人と人じゃない生き物の交わりから人について考える

人じゃない生物が人間と交わる姿や人と生物それぞれが自らを省みる姿から、人間とはなにか、生きることって何かを考えさせられる。AIが聞きたいであろう曲を提案してきた時に気に入りすぎてイライラする人間の姿は典型的。

完璧すぎる心地悪さはこれからも人間独特の感覚になりそう。

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーンで割引されていた時に、タイトルに聞き覚えがあり、気になって購入!

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。