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「2015年版仕事メール・SNSの使い方教科書」になり得る1冊 『だから読み手に伝わらない!』(山口 拓朗)【献本・本】

 

メールソフトをOutlookからGmailに切り替える会社は増えてきているかもしれないけど、メールを廃止する会社はまだまだ少ない。社内ならチャットでどうにかなることもあるかもしれないけど、年長者の方が嫌がって抵抗勢力になったりする。

社内がOKでも、商売相手とのやりとりはメールがまだまだ必要。あと、5年から10年ぐらいはメールが使われ続けるのでしょう。そんな中、SNSに慣れてビジネスメールを軽んじたり、作法を守れていない若手社員はこれからドンドン増えていく。

仕事用の文章を書くことが苦手な人達へ読ませて実践させるべき「2015年版仕事メール・SNSの使い方教科書」になり得る一冊。この本じゃないといけないってことはないけど、メールの作法の前に日本語の作法から書かれているのがおすすめできるポイント。

メールでの日本語の使い方からメールの種類ごとのポイント+α

メールだけでなく、若手社員の日本語能力が落ちてきている今に合った内容。主語と述語をねじらないとか、読点を打つポイントなど、メールだけでなく日本語を書くときに知っておかないといけないポイントから入る。

次にメールはどう扱うべきか、シチュエーション別メールへの向き合い方。最後にメールでプラスのポイントを取るために気遣うポイント、誠実なフレーズの紹介、文章の表情を読むことの大切さなどに移る。

基本から応用まで順序立てて進んでいるからこそ、仕事メールマニュアルになりうる。

もう1つ、「2015年版仕事メール・SNSの使い方教科書」とした理由がメールの話が終わった後にSNSとの向き合い方についても事例と共に紹介していること。

SNSの基本。何がOK?

最近は落ち着いてきたけど、少し前までSNSの炎上騒動が次々に起こっていた。会社として新入社員がSNSで会社絡みのットラブルを起こすことはなんとしても避けたい。そんなニーズにこの本は応えている。

SNSをどう考えて、どう振る舞うべきなのかが会社で行われるようなあっさりとした研修よりも少し深く記されている。

ビジネス文書や議事録の書き方は載っていないけど、日本語のポイントなど参考になりそうな事はある。

タイトルから全ての文章に通じることが記されていると思って買わないように注意。あくまで「2015年版仕事メール・SNSの使い方教科書」。

【手に入れたきっかけ】

「本が好き!」というサイトの献本キャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。