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ベイカーストリートイレギュラーズ。ミステリーを嗜んだことがある人にとってはなんとも言えないワクワク感をもたらす名前。『ベイカー街少年探偵団ジャーナル I キューピッドの涙盗難事件』(真瀬 もと)【Kindle・ミステリー】

 

ベイカーストリートイレギュラーズ。ミステリーを嗜んだことがある人にとってはなんとも言えないワクワク感をもたらす名前。

世界で一番有名な探偵、シャーロックホームズの下で大人では忍び込めない、怪しまれてしまう場所にまで潜り込み、事件解決の手がかりを見つけてくる子供たち。浮浪者だった子供たちをシャーロックホームズが集めて作ったのがベイカーストリートイレギュラーズ。

日本で一番(?)有名な小さな探偵の江戸川コナンくんもベイカーストリートイレギュラーズのような、そうでないような小学一年生だけのグループ、少年探偵団に所属している。

こんな子供の探偵団にときめくのは子供の頃に多かれ少なかれやったことがある、探偵遊びが懐かしくなるからかもしれない。

シャーロックホームズの物語だから当たり前といえば当たり前なのですが。シャーロックホームズの物語ではリーダーの名前しか出てこないし、彼らが日頃、どんな生活を送っているのかは描かれない。

ただ、ベイカーストリートイレギュラーズの名前にワクワクさせられるだけ。そんなんじゃ寂しい方向けにベイカーストリートイレギュラーズの子供たちの日常とホームズの関係を描いていく。

シャーロックホームズに近い物語なので、当たり前ですが、事件が起き、レストレード警部もワトソンもアイリーンアドラーも出てくる。ホームズの時代を子供の目線から感じるのもたまにはいいんじゃないでしょうか。厳しい境遇、時代の中でもベイカーストリートイレギュラーズは生き生きと生きています。

主人公はイレギュラーズのメンバーの一人、リアム•マッギャン。特技はスリ。シャーロックホームズに憧れを持つ。そんなリアムには母親がおらずスリの天才の父親との2人暮らし。そんな中、決して仲が良いわけでもない父親の恐ろしい顔を道端で目撃する。自分の知らない過去を父親は持っていそう。そして、ホームズが取り組んでいる不思議な殺人事件ともつながりそう。1つの殺人事件が1人の少年の目を通して描かれながら、少年自身の物語も進んでいく。

【引用】

きみはまだ子どもで大人ほどは力がない。経験も知恵も大人に劣るかもしれない。でも未来に向かっての可能性だけは、大人たちよりもずっとたくさんもっているんです。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。