肖像を書くことを通じて仲良くなったイレーネ様の母親であるカスティーリャ女王フアナについてイレーネ様の口から聞かせてもらう。なぜ、母親が15年も幽閉されるようになってしまったのか、なぜ、狂っていると言われてしまったのかについて聞かされたアルテは人を愛することを突き詰めた先の強さを感じる。
そのことがおおかしいことでなく、”普通”であると返すイレーネ様から聞かされることで肖像画の世界を広げることができたアルテは少しずつ肖像画を完成に近づけていく。
その間にも解剖の見学などで、新しい時代に対して向き合うアルテとそれに対してついていけない人の難しさを感じさせる描写もあったりで考えさせられる。
真っ直ぐなイレーネ様には理解できない「言えない恋」もあることを触れながらも肖像画ができていった。アルテの仕事がまた、1つ深まっている中で時代を感じさせる不穏な空気が流れ始めるのも恐ろしいところ。
【手に入れたきっかけ】
気になって買い続けているマンガ
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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