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竹下幸之介が一つ一つの技に磨きをかけて凱旋し、ディック東郷が弟子の佐々木大輔と躍動する DDT「WRESTLE PETER PAN 2022」 2022年8月20日 竹下幸之介、MAO、ヤス・ウラノ VS ディック東郷。佐々木大輔、KANON with MJポー&藤田ミノル

DDTの逸材であり、AEWに参戦していた竹下幸之介が帰国して戦うことになった。AEWに本格参戦した竹下がどうなっているのか。久しぶりの日本で何かを語るのかということにも注目が集まっていたようにも思う。対戦相手がディック東郷と佐々木大輔ということでこちらの師弟タッグにも注目が集まっていた。

ディック東郷と佐々木大輔の物語

SUPER CREWというプロレスラー育成所でデビューした佐々木大輔と育成所を立ち上げたディック東郷は姉弟関係にあたる。世界を股にかけて戦い、一度は引退したものの復帰したディック東郷は今は新日本プロレスで戦っているもののDDTに参戦していてKO-D無差別級王者になったこともあって記念試合に参戦した。

東郷と佐々木の魅力はダーティーなうまさだけではなく上手さがあるグラウンドでのクロスフェイスロック系の技をフィニッシュホールドの一つにしている2人らしくうまさを見せながらフェイスロックの共演を見せて会場を盛り上げた。ただ、持っていったのはやっぱり竹下幸之介だった。

竹下幸之介の帰還。技の一つ一つが厚くなっていた

恵まれた体と絶え間ない努力によってDDTの中で飛び抜けた存在になっていた竹下幸之介が一時的ながらも帰還した。AEWというアメリカのプロレス界で勢いを増している団体の中で揉まれた末に見せたファイトスタイルはマイナーチェンジをしていたように見えた。前は分厚い体を生かした幅広い技で凄さを見せていたのだけど、アメリカでの戦いを経て一つ一つの技の重みが増しているように見えた。

前から大きな体で痛みの伝わる技はあったのだけどこの日のフィニッシュホールドになった膝蹴りはシンプルで昔からある技で場合によっては繋ぎ技にする人も多いのだけど必殺技に昇華させようとしているように見えて、これまであるけど突き詰められていなかった技を必殺技にするような技が複雑化している中でのアンチテーゼのようにも見えてこの人はプロレスラーとして考えを止めないんだと感じさせる戦いを見せた。

エンディングでは王者である樋口和貞への挑戦も決まり、この試合が見てみたいと思わせる凱旋帰国ですごかったなと。

【参考サイト】
佐々木大輔 (プロレスラー) – Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%A4%A7%E8%BC%94_(%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC)

WRESTLE PETER PAN 2022 | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/results/18692

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。