試合前にパワーポイントを使うササダンゴマシン、さまざまな団体でトップを取った火野裕士、唯一無二の戦いを見せるアントーニオ本多と平田一喜など幅広いメンバーが登場したトリオの3WAYマッチはこの大会で唯一試合前に選手たちのロッカールーム動画が流れていた。
DDTのおもしろさ。まじめにふざける
試合前に煽りVではなくてロッカールームの動画が流れて試合につながっていくような演劇のような演出は全ての試合でやられると疲れてしまうのかもしれないけどDDTの良さとして残していってほしい。今回はフェロモンズが強すぎるからスーパー・ササダンゴ・マシンを狙おうと話す大鷲透と平田一喜、アントーニオ本多がいる。隣ではフェロモンズが嫌だという火野裕士がササダンゴ・マシンを見ていいことを思いつく。
フリをしっかりした上で火野裕士とササダンゴ・マシンがコスチュームを入れ替えて入場して戦う演出に会場が沸いていく。火野裕士という厚みがあるプロレスラーもこうゆうことをやるのがDDTの面白さで相手も乗って火野裕士が入っているササダンゴマシンを攻撃するとしてやられるというお約束までがあって楽しめる。他の団体のレスラーからはこうゆうところについていろいろ言われるのだけどプロレスはなんでもありだしこういうところが楽しいのだしいいでしょうと思える戦いだったりする。
男色ディーノの気合い。このやり方でてっぺん
試合の最後には他のチームが恐れていたフェロモンズ殺法が炸裂して勝利することになる。火野裕士はセクシーピーラーでマスクを剥ぎ取られ、平田一喜は光るメガネを折られた上でセクシーベイブリッジでTKO負けという結末になった。
最後は男色ディーノがマイクアピールをするのだけどこのやり方でDDTのてっぺんを取ると高らかに宣言をする。独自の戦いでDDTの中心で戦ってきたディーノが自分のスタイルを表したユニットで自分とメンバーの全員が輝こうとしている。さいたまスーパーアリーナのメインで戦ったこともあるレスラーがDDTでどう戦っていくのかのこれからが楽しみでたまらない。今は着々と力を溜めている期間で爆発するタイミングが来るんだろうと期待している。
男色ディーノは自分とは違う種類のレスラーであればあるほど輝くと思うし、まだ他の色のレスラーとの交わりも見てみたい。
WRESTLE PETER PAN 2022 | DDTプロレスリング公式サイト
https://www.ddtpro.com/results/18692
【気に入った写真たち】
小檜山 歩
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