総合職共働き人事コンサルのブログ

電車の中で書きなぐった文~森達也「A3」から思った事 Part1~

最近、「こひやまあゆむの食べ歩き日記」と化しているのでちょっと他の事も書いていこうと思います。

1995年3月20日。こひやまがまだ、6歳だったころ。ある出来事が起こった。「地下鉄サリン事件」である。13人が死亡した事件。覚えていない。そして、大学で学んでいくうちに関心を持っていっている問題の一つである。森達也監督の「A」というドキュメンタリーに衝撃を受け、「A3」という本を出した。迷ったけど、新品で買った。書き込みもした。多分、一生手元に置く。何かを得られた本ではない。悩みが増えた。でも、いろいろ考えた。そのことを書いていこうと思う。森さんはオウム以降日本は変わったという。でも、自分はオウム以前を知らない。でも、オウム以後に生きてきた。森達也さんの作品にも影響を受けてきたし、メディアの影響も受けてきた。その、21歳の大学生としていろいろ書きたいと思う。引用もするし、なぞっているだけのように読めるかもしれないけど、それなりに書くつもり。

んで、とりあえず、本の概要。「A」「A2」というオウムに関するドキュメンタリー映画を撮影した森達也さんがオウム真理教の麻原彰晃氏の裁判が始まりほぼ死刑が確定する間に様々な人や場所に取材を行い、つづったコラムに加筆、修正したもの。

読み終わって、書こうと思う事を12に分けた。ゆっくり、1つずつ書いていこうと思う。いろいろ書いていくけど、最初に前提として書いておきたいことはオウムの関係者(麻原彰晃氏を含む)を無罪にしろ。とは思わない。でも、有罪にしろとも思えない。なぜなら、知らないから。そして、肉親も殺されていない。肉親を殺されていないという点では、他の大多数の人と同じ立場。そのこひやまがいろいろ書く。

1、電車で書きなぐった文。
「A3」を読了した後にはいろいろ頭のなかに考えが巡っていた。それを、本にそのまま書き殴ったんだけど、そのまま写す。

「そして、残ったのは夢から醒めた普通の人たち(←これはオウムの関係者を指しています)。さて、夢の中で人を殺してもあなたは死刑にならない。でも、オウムに関わった人たちは死刑になる。死んだ人の数からも仕方ないのかもしれない。したら、ある人がそうならないと言うことは出来ない。オウムはオウムだが、私たちでもあるんじゃないかな。誰もがサリンをまく可能性がある。森(筆者)が水俣にこだわる理由は国家がオウムを作りだしたのではないかという疑問を提起したいんじゃないんかな。」

まあ、そんな感じ。意味が分からないかもしれないけど、続きはまた今度書こうと思う。

今のところの予定は全部で12回

1. 電車の中で書きなぐった文

2. 麻原のA―麻原彰晃
3. ふりかえりの必要性
4. 制度は勝手に変わる。それっていいの?
5. 殺してしまう。でも。
6. オウムの中は?
7. ジャーナリストを江川紹子さんを通じて考える
8. 人前で自慰する人は普通?
9. 社会は・・・
10. どういう人が殺すのか
11. 水俣病
12. 森達也が言いたかったのではないか。ということ

森達也「A3」

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。