もうすぐ、スカイツリーに取って代わられるかもしれない、
この「東京タワー」。それを題名にしている小説を2冊手に入れて読む1冊目。
2人の少年、2人の「若くない女たち」、そして、いろいろな人の物語。
そんなに東京タワーが物語の核になる存在ではないけど、シンボルとしてある。
そのシンボルになれるのが今の「東京タワー」の魅力なのかもしれない。
少なくとも、「東京スカイツリー」はまだ、シンボルにはなれない。
そして、その中で描かれる物語は人の欲望、真っ直ぐさ、曲がっている所、
周りが見えなくなること、その人しか見えなくなる、
そんな色んな側面がある人間を描き出す。めんどくさい人間。
でも、それがなんか良いんじゃないかと思えるし、思わないとマズイのかもしれない、
肯定したくなる人間の姿。
読みながら「ふわぁ」っと、「ほわぁ」っとなんだかこっ恥ずかしくなった。
理由は分からないけど、自分を見ているような気がしたかもしれない。
中学の時は周りが見えず、彼女のことも見えてなかった。
高校は彼女が見えているのに裏切った
大学では彼女を見ようとしているようで見ていなかった。
そんな自分の人間らしさと滑稽さをこの小説から感じたのかもしれない。
なんとなく、ゆっくり読み進めるのをおすすめする。
そんなにいろんな伏線があるわけでもないし、
丁寧な説明も入っているから☆4つかな。
☆5つでもおかしくないんだけど、なんとなく。それは自分が
「若くない女たち」と恋愛をしたことがないからかもしれない。
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩
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