地震の中だけど、自分がするべき事だと思うし、自分がやりたいと思う事、自己満かもしれないけど、いつも通りの更新を少しずつしていきたいと思います。
4月号が出版されてしまってたけど、これについて書いていなかったので。
P18 特集が「「才能」とは何か」だったけど、少しありきたりだったんじゃないかな。クーリエでやるような特集だったのか。「ふ~ん」って感じ。「おお!」ではない。
ニュースの達人、ベルリンの壁、メディアの最前線が良かったけど、いろいろながっかりで☆4つ。クーリエがクーリエ自体の魅力や特色を薄めてしまっているんじゃないかな。と思ってしまった。
2つの気になる記事について。(もう2つあるけど、それは別途書きます。)
1、P49、『天才!』のマルコム・グラッドウェルのSNSに関する予言 「“つぶやき”では革命は起こせない」という記事。もちろん、チュニジアの革命前の話。
「インターネットは、そんな弱いつながりの力を引き出すことに驚異的な威力を持つ。だが、「弱い絆」から、ハイリスクの社会運動が生まれる事はほとんどない」
確かにその側面はあった。でも、予想は外れた。もちろん、チュニジアを発端とするデモからの政変が反証である。弱いかもしれないつながりが強い力を生むと信じる事で強いつながりになったのかもしれないし、弱いつながりだと思っていたものが実は強いつながりだったのかもしれない。
2、P60、「ギリシャがトルコ国境を遮断!南欧で甦る“ベルリンの壁”」という記事。
「元日に発表されたギリシャの計画が、欧州各地で物議をかもしている。ギリシャ政府が、トルコとの国境沿いに高さ3mの壁を、3月末までに建設する計画を公表した」
EUという制度が生んだ弊害を防ぐためだろう。物理的な壁で防ぐ事は本当に可能なのか。制度そのものが不法移民を生み出しやすい特性を持っており、それを受け入れるなら強硬的な手段ではなく、ある程度の犠牲は承知の上で、なんらかの融和的方法をとる必要があるんじゃないか。そうしないと、域内融和のEUが外への排他主義を加速せざるを得なくなる気がする。
「COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号」
http://www.amazon.co.jp/COURRiER-Japon-%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A8-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9D%E3%83%B3-2011%E5%B9%B4/dp/B004IUK7JC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1300359949&sr=1-1
小檜山 歩
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