総合職共働き人事コンサルのブログ

自分の2012年3月11日のプラン。JR新宿駅東南口に行こうかと。 2012年3月11日をどう過ごしますか?

(15日にノートに書いた文章を再構成しました)
今日は2012年1月15日です。多分、ほとんどの人には大きな意味を持った日では無いと思います。パートナーが出来た、子どもが生まれた、たこ焼きの中にタコが2つ入っていたなど、いいことがあった方々。おめでとうございます。大切な人を失った、恋人と別れた、靴のウラにガムがついたような、あんまり良いこととは思えないことが起きた人もいるかもしれません。でも、2012年1月15日はほとんどの人にとっては忘れ去られてしまう日だと思います。
なんで、こんなことを思ったのか。
1冊の本のせいです。
夕方から講演会に出かけ、懐かしい場所に行き、帰り道、これからの生活をワクワクしていた東京メトロ千代田線車内の自分を遠くの場所へ運んだ本のせいです。その本は、石井光太さんの『遺体』という本。
まだ、読んでいる途中なので、なんとも言えませんが、東日本大震災の津波によって亡くなった方の遺体にまつわる話を取材したノンフィクションです。それぞれの気持ち、そして、情景、行動が淡々と書かれています。
電車内で読んでいました。正直、途中までは普通のノンフィクションでした。遠いものとして読んでいる自分が居たかもしれません。でも、その時の気持ちは思い出せません。そして、今は心が取り乱れています。
娘を亡くし、取り乱すスナックのママの話を読んだ時です。何かが心の中で動いた気がしました。思い出しました。
新宿で地震にあい、パニックの中、中野駅まで歩き、小学校に泊まり、家に帰り、母親と会話し、ご飯を食べ、テレビで津波の様子を見ていた頃。何にも出来なかった自分のことを。です。
そして、2012年3月11日は何をしようかと考えました。なぜだか分かりません。
頭の中には、iPodで☆5つのプレイリストに入っている238曲の1つ、小沢健二さんの「強い気持ち・強い愛」が流れています。
YouTube ポスター

ああ 町は深く、僕らを抱く。
強い気持ち、強い愛。心をギュッとつなぐ
いくつの悲しみも、残らず捧げあう
今のこの気持ち、ほんとだよね。

2012年3月11日に何もしない自分になるのは嫌な自分が居ます。じゃあ、何か出来るのか。と言われても困ってしまいます。津波の被害を受けた場所に行くことも考えました。恐らく、春休みの時期なので。
でも、それは自分の中では正解ではありません。そして、今の時点の自分の考えは次に思い浮かんで来ました。
JR新宿駅東南口に行くことです。
自分の2011年3月11日はそこにあります。
就活の面接を終え、そこまで行ったことと、そこから歩き出した後の自分の感情はほとんど覚えていません。でも、新宿駅東南口の記憶だけは鮮明に残っています。広場に行き、人が巨大モニターを見ている。そして、上からその人たちを見た時の光景です。
2012年3月11日に新宿駅東南口で何か起こるわけではありません。多分。講演会で過去の記憶に囚われることが良いことではない。というような話を聞いて納得しました。
でも、2012年3月11日に新宿駅東南口に行くことは、自分にとって、過去の事ではなく、未来のことだと今は思っています。
面接会場から新宿駅東南口へ行き、そこから中野駅まで歩き、中野サンプラザと小学校を見て、3月12日に通った道筋を通って家に帰ろうかな。と2012年3月11日の計画をザックリですが、自分の中にたてました。意味があるとか全く分からないけど、今、したいことの一つです。
長々とまとまらない文章に付き合っていただき、ありがとうございます。
このプラン、読んでいる方はどう思うのでしょうか?
そして、2012年3月11日をどう過ごしますか?
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。