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我慢できないから書く~社説「小沢氏処分―真の区切りとするために」~2011年2月23日の朝日新聞で気になった記事~

家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の24回目。社説「小沢氏処分―真の区切りとするために」
何回小沢一郎氏について書くんだろう。と思うけど、我慢出来ないから。
「政権交代に「古い政治」からの決別を期待し、裏切られた有権者の信頼を取り戻すのは容易ではあるまい。
 小沢氏は処分決定に先立つ党倫理委員会での弁明で、検察審査会による強制起訴は検察による起訴とは性格が異なるなどとして、処分は不当だと訴えたが、認められなかった。
 所定の手続きを踏んだうえでの党の機関の決定である。小沢氏は処分を厳粛に受け止めるべきである。」
「自民党長期政権時代から繰り返されてきた日本政治の宿痾(しゅくあ)とでもいうべき問題にけりをつけるには、企業・団体献金の禁止や政治資金収支報告書に対する政治家の監督責任の強化などの制度改革が欠かせない。与野党が協力して、ぜひ今国会で必要な法整備を実現してほしい。
 政策より権力闘争に傾斜する小沢氏流の政治を乗り越え、与野党が徹底した話し合いを通じて政治を前に進める出発点にしなければいけない。」

引用していても「うん・・・」と思う。それは3つの点から
1、誰の期待で誰の信頼?
「政権交代に「古い政治」からの決別を期待し、裏切られた有権者の信頼」って誰がそんなことを思ったのか。政権交代時に小沢氏は民主党代表代行だった。それも踏まえて有権者は投票した。これは「古い政治」という抽象的な概念を持ち出し、それイコール小沢氏とするのは可能なのか。政権交代時の代表ではなく、選挙ではNOを突き付けられた管総理と政権交代時に民主党代表代行だった小沢氏。どちらが有権者にとって認められた存在なのか。こひやまは小沢氏だと思う。

2、所定の手続き?
民主党の決まりにのっとって決定されたとしている。でも、そうなのか。党員資格の停止は「「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」によれば、最長六ヶ月とされているものを、一般職公務員の起訴休職を類推して「判決確定までの間」とされている点についても、前例はなく理解に苦しむところであります。」と小沢氏が私の主張の中で話している通り、前例がないもの。これは、所定の手続きなのか。また、執行部は以下の5つの点についての小沢氏からの質問・主張について回答していない。小沢氏は国民と執行部にこの点を示した。執行部は処分をするならこの5つの点について答える責任があるのではないか。
一.検察審査会の起訴と、通常の検察による起訴との違いについて
二.検察審査会の起訴議決が有効であるか否かについて
三.元秘書3名が逮捕・起訴されたことについて
四.衆議院政治倫理審査会への出席について
五.党員資格停止の不利益遡及について

詳しくはhttp://ameblo.jp/yama1717/entry-10809366267.htmlまで
3、政策より権力闘争に傾斜する小沢氏流の政治
これって何?権力闘争をしない政治家はいるのか?民主党代表選での多数派工作は管首相も行った。この「政策より権力闘争に傾斜する」はっきり言う事が出来る基準は何だろうか。
まあ、「企業・団体献金の禁止や政治資金収支報告書に対する政治家の監督責任の強化などの制度改革が欠かせない。与野党が協力して、ぜひ今国会で必要な法整備を実現してほしい。」これはその通りだけど、これを小沢流と関係づけることが出来るのはなぜなのか。
「小沢の主張と親衛隊の党倫理委員会への要望申し入れ」
http://ameblo.jp/yama1717/entry-10809366267.html

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。