家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の15回目。
① 2/3面 単純化はいらない。 小沢一郎問題 公判記事
小沢氏を巡る政治資金規正法違反を巡る裁判で元秘書の裁判が始まった。小沢氏自身の問題も関わっているため注目されており、朝日でも大きく取り上げられていた。
まず、2面。「小沢起訴への記事がおかしくない?、ウィキ本出版へ~2011年2月1日の朝日新聞で気になった記事~」
http://kohiayu.blog5.fc2.com/blog-entry-365.html
で悪意のある図としてとりあげた資金の流れの図が今回はしっかりと検察の構図にのっとった図を持ってきている。この前にわかりにくく、ミスリードを招くような図を持ってきていたのはなぜだったのか。
それは1つとして、注目したのは社説。「陸山会事件―国民感覚との大きな遊離」と題して社説を書いている。「3人の有罪無罪を軽々しく予想することはできない。これからの審理を注意深く見守りたい。」としながら、以下で、元秘書が使った「配慮」や「ついつい」という言葉の批判。注意深く「見守る」んじゃなかったのか。
また、一番気になったところは、「報告書に事実と違う記載があれば直ちに虚偽記載罪が成立するわけではない。ちょっとしたミスまで追及していてはきりがないし、捜査当局の裁量で特定の政治家を訴追したり見逃したりすることにもなりかねない。このため検察は、悪質重大と判断したものに絞って摘発する姿勢をとってきた。」という部分。
手柄目当てで大物政治家を狙って追求する可能性や閉鎖的な空気に関しては村木さんの事件などにおいて朝日新聞社自身が批判してきたことではなかったのか。特捜が悪質重大なものとするものという判断に恣意的な判断があり、それは間違った結果を生む可能性についての疑問提起は必要ないのか。手柄のためにキャリアである村木さんを取り上げたという批判は出来るのに。
村木さんのときは特捜が悪者、小沢さんの事件は小沢さんの周りが悪者という構図のように見える。構図を描いているのは新聞社も同じのように見えてくる。そんな単純化はいらない。
社説「陸山会事件―国民感覚との大きな遊離」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110208.html
② 15面 新聞の役割として大きい 記者有論 天下り批判
記者有論にて「経済産業省資源エネルギー庁の前田徹前長官が新年早々、東京電力の顧問に就いたという。退任してわずか4カ月余り・・・」という記事で編集委員の小森敦司氏が天下りの詳しい事例を紹介し、批判していた。
他の記事ではあまり取り上げられていなかったし、「天下り」ネタは飽きられている中で、このような記事を出し、疑問を提起していくことはやっぱり新聞の役割として大きいと思う。
③ 18面 ザッケローニの答えは? ザッケローニ 日本の答え
アジアカップはこひやまも見ていてスゲーと思った。なにより、今の日本代表は試合を見ていて飽きない。んで、ザッケローニに日本代表の形としてにどんな答えを出すのか。という内容の記事だった。
しかし、答えを出さないまま2年でやめる(現状の契約は2年)という答えにならないことを祈る。こひやまは試合中のザッケローニの姿が好き。とても監督っぽい。やっぱり時代に追い付いている監督のように見える
小檜山 歩
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