総合職共働き人事コンサルのブログ

十分すぎる傍聴によって描かれた話は読み入ってしまう箇所も、もちろんあった。 『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか』

前に、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』という裁判傍聴記。TBSラジオの「荒川強啓デイキャッチ」の愛聴者である自分には、そこに出てくる裁判傍聴芸人阿曽山大噴火さんのおもしろ裁判傍聴トークで裁判傍聴の話は知っていて、いつか行ってみたいと思っていたし、特捜部や、裁判所、国選弁護人の酷さについて記されたものを目にしたことはあるけど、司法の現場をここまでソフトに描いたものに触れたのは初めて。
まあ、第一印象は「ちょっと、ちゃかしている印象を受けて嫌だ」ということ。もちろん、全て茶化している訳ではないけど。多分、この嫌悪感は冤罪や特捜、警察の腐敗など変えないといけない現状がある司法なのに、こんな書き方で良いのか。と思ってしまったんだと思う。
でも、警察官だから甘い司法プロセスになってしまったんじゃないか。という疑問を呈したり、前科9犯というステレオタイプ、権力の怖さについて言及をしているのはそこもずっと傍聴していたら思うことなんだ。と感じる。
たまに、少しずつ読み進めるなら良いのかもしれない。この本を一気に読み終えようとしていたので、途中で少し飽きてしまった。でも、十分すぎる傍聴によって描かれた話は読み入ってしまう箇所も、もちろんあった。
裁判傍聴のやり方や心構えについても、著者や対談に参加している相手方の言葉から知ることが出来る。
1、 少し裁判傍聴に興味がある人へ、
2、 司法について触れる超入門書として、
3、 ちょっと学びながらちょっといろんな良い話を読みたい人へ、
おススメかな。良いんだけど、やっぱり途中で飽きてしまったので、☆4つ。

思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。