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世論調査とは?(筆者が考える)と世論調査と世論は・・?~西平 重喜著「世論をさがし求めて―陶片追放から選挙予測まで」を読んで Part1~

 世論調査を卒論の題材の1つにしようと思っているので読んでみた本。いろいろ考えるところもあったし、世論調査の概要を理解するのには適している本。良くも悪くも世論調査に特化しているが、ブルデューの公準などを出している所は興味深い。
 気になったポイントは5つあるけど、まずは、筆者が結論として世論調査をどのようにとらえているのか。P207~209までの結論を参考にすると以下のようになる。
1、 opinion poll
世論に近い手がかりとして役に立つ
2、 社会学的調査 
投票の理由などを明らかにする
3、 妥当性
警戒することを、見ず知らずの調査員が尋ねても妥当性がない。そのデータを統計的に処理して、役立つものとすることができる
4、 一貫性
世論調査はサンプルの利害、関心に直接かかわることではないことが多い。だから、どの質問にも真剣に答えるわけではない。なので、一貫性を求めることは無理
5、 フィクション
直接に確かめることは出来ず、それに関係がありそうなものを測定しているので実体ではない
6、 世論もどき
答えは必ずしも意見といえるものではない

どれもその通りだろう。こひやまが問題にしたいことは「世論調査≠世論」であるということである。「世論調査≒世論」かもしれないが、決してイコールではない。なのに・・・という部分は次回。
1. 世論調査とは?(筆者が考える)と世論調査と世論は・・?
2. 日本人はマスメディアを強く信頼する・日本人と世論調査
3. 予測報道の影響
4. 自前調査のメリット
5. ブルデューの公準
西平 重喜「世論をさがし求めて―陶片追放から選挙予測まで」
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。