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ソーシャルリクルーティングやソーシャルマーケティングなどの横文字の特集に飛びつく前にぜひ、読んでみてください。本質を突いています。 『ツイッターノミクス TwitterNomics』

ネットにおける広告の目が厳しくなっている今、ネットの可能性を再確認させてくれる本です。インターネット、特に、TwitterやFacebook、ブログ、ホームページなどのインターネット上で交流が出来るサービスをどうやってお金稼ぎに使っていくのか、ということへのヒントが様々な事例とともに語られます。
今、話題のステマ(ステルスマーケティング・消費者に広告だと分からない形で消費行動を促す)も事例の一つとして出てきます。それは、2006年の失敗例としてですが。
内容はネット上で得た信頼である「ウッフィー」の大切さを説明しつつ、どう育てればいいのか、育てていくために大切なことは何か、ということについて、アメリカでのオバマやパソコン会社のDell、Facebookでの事例などがそれぞれの章での分かりやすいまとめと共に語られていきます。

SNSでビジネスをするために大切なことは何か。それは、読んでいけば分かるし、その通りだと思う。そして、具体的な行動の例も挙げていく。その中で、ステマはどうなのか。ということも形を変えて述べられていきます。SNSなど、ネットでの交流をビジネスで使う人、役立てたい人にはとにかくおススメの一冊です。

インターネット上でどうやって人と付き合っていけばいいのか、ということの参照点にもなる、素晴らしい内容が詰まっています。文句なしの☆5つです。

ソーシャルリクルーティングやソーシャルマーケティングなどの横文字の特集に飛びつく前にぜひ、読んでみてください。本質を突いています。

原書は『The Whuffie Factor』という名前だったのを、売るために『ツイッターノミクス TwitterNomics』にしたようですが、Twitterには特化した内容ではないので、タイトルには違和感を覚えます。Twitterのみの使い方を学べると、タイトルを見て買おうと思った人は再考して下さい。内容は、前にも書いた通り、ネット上での人とのつながりについて、ビジネスで使うならどうすれば良いのかのヒントが詰まっている一冊です。

これを踏まえて、自分なりにタイトルをつけると。

『SNSをビジネスに役立てるウッフィーというルール』や

『ウッフィーでビジネスのような、そうじゃないようなつながり作り』もどちらも長いので『ウッフィビジネス Whufibisiness』かなぁ。

 

タラ・ハント 津田 大介(解説)
文藝春秋 ( 2010-03-11 )
ISBN: 9784163724003

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。