オチは見るものに頭の中で物語を巻き戻しさせることを強いる。それだけ、インパクトのある終わり方だった。　「ゴーストライター」

小檜山歩

13年前

【ポイント】
１，英国元首相の自叙伝を書くために雇われたゴーストライターがいろんな事を知ることによって…
２，無名の人間が社会に出ていくために存在している見えないカベをうっすらと見せる
３，言葉のいいまわしのかっこよさ、そして、オチは見るものに頭の中で物語を巻き戻しさせることを強いる。それだけ、インパクトのある終わり方だった。
久しぶりの飯田橋ギンレイホールでミステリー2本立てのうちの2本目。

アダム・ラング英元首相の自叙伝をめぐる物語。
売れる自叙伝に大切なのはハート。
不祥事、厳重な体制、つまらない自叙伝。さびれた宿。
インタビューからまとめる。演技派首相。
国際刑事裁判所（ICJ）の話も結構出てくる。ガラスの外はファイナルファンタジーの世界のよう。
「平和デモに殺されかけた」
「人道に対する罪」でICJ。
「言葉が出来て4万年だけど、表す言葉がない。」
「ゴーストにも心はある？」

最後の謎解き。3つぐらい事実に事実が上書きされていく。
クライマックスのドキドキはいい。ミステリーの魅力。☆4つ。
国際刑事裁判所（ICJ）とか懐かしい。アメリカに居れば無事だという話も。
最後は謎解きっぽかった。ミステリー映画として十分楽しめる。ただの陰謀物ではない！

ゴーストライター [DVD]

ユアン・マクレガー, ピアース・ブロスナン, キム・キャトラル, オリヴィア・ウィリアムズ, トム・ウィルキンソン
Happinet(SB)(D) ( 2012-02-02 )

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