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で、どうすればいいのかよく分かんないっす!恋愛らしい熱さが見えねぇ! 本田健『20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)』

「恋愛が大切で、恋愛にまつわるいろんな行動が大切!」。それは分かりました。
というか、一応、わかってました。
「じゃあ、どうやったらいいのか、もっと具体的に教えてくれぇ!」と叫びたくなった。
少し前に話題になったアンケートで、
「交際している異性はいない」と男性が61・4%、うち44・9%が「特に異性との交際を望んでいない」と答えた。女性も49・5%が交際する異性がいないとして、うち45・6%が交際を望まない
というデータが出ていた。この中で、「交際を望んでいない」人にはオススメの本です。
「交際したいけど、具体的にどうすればいいのか」という問いには
答えていないと思うのであしからず。
『ユダヤ人大富豪の教え』や『20代にしておきたい17のこと』で有名な著者が、
「人を愛し、愛されること」について書いた1冊。(献本ありがとうございます。)
内容は、まず「人生でいちばん大切なこと」として、
「人を愛し、愛されること」を挙げることから始まります。
そこから、17のショートメッセージを通して、恋愛について大切な事を説明していくのが
ほとんどを占め、最後にはまた、「恋愛」の大切さについて「おわりに」で触れます。
メインである17のショートメッセージは恋愛へどう向き合うのか、という話の前に、
とりあえず、向き合わないといけないんだ!と言う話から、
セクシャリティ、理想の相手、パートナーシップなどについての話まで幅広い。
両親の関係について考えてみたり、理想のカップルを見つけなさい。などのアドバイスは
参考になるかもしれない。確かに正しいことが書かれているように読めるけど、
実際、あんまり論理が通じない「恋愛」について、
こういう理由で恋愛って大切なんですよぉ。という論理で説明しているのが
うさんくささを感じてしまうことを禁じ得ない。
「好きだから好き」ということは説明できないでしょ?と思うんです。
それは、筆者が自分語りをしないことにも原因があるのだろう。
恋愛といういろんなストーリーがあり、
主観的な側面が大きい(と思っている)ものについて、類型化するのは難しいし、
誰でも語れる恋愛について本を出すならやはり、自分語りをしてもらわないと
共感はあまり得られないのではないか。と感じてしまう。
恋愛については、飲み会や修学旅行でそれぞれが語れるし、違いがある。
そして、筆者の本田健さんの恋愛観はこの本の通りなのかもしれない。
だけど、もっと具体的に、リアリティを持って伝えてくれないと、
受け入れられませんよ。と22才の自分は伝えたい。☆3つ。
机上の空論のように読めてしまう。だから、
「で、どうすればいいのかよく分かんないっす!」「恋愛らしい熱さが見えねぇ!」
と感じてしまったんです。
<参考記事>
「草食! 童貞36・2%彼女いない61・4%」
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20111126-868754.html

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。