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それぞれ芸人のネタ作りについて取り上げて見られるような番組は面白いと思うんだけどな。~オードリーの漫才~

 オードリーの漫才が大好きな自分としては、2人が漫才を話していた番組があったので、それを取り上げようと思います。毎週聞いているオードリーのオールナイトニッポンの 2011年01月01日放送回にてその話がありました。以下にその会話の内容を抜粋しますが、その中で私が取り上げたいのは3つ。
1、台本がない漫才、埋まっている漫才は・・(下の引用で特に関連している箇所は赤色です)
「W:我々、だからさ、なんつーんだろ、言うか言わないか、甘決めで出る場所があるでしょ。うん、台本て言うか。まあ、漫才、台本、まあ俺らないけど。
「W:ハマりそうだったら、言うけど、ハマらなそうだったら言わなくて次に行くからねっていうのも、まあ、お互い決めてなくてもなんとなく
K:もう一個いけるな
W:もう一個いけたらいくみたいな。というのは、客の反応と春日さんのアドリブ量を頭の中で考えながら、2枚ぐらい頭の中にカードがあって、切るか切らないかをやるわけだから

「W:いや、でもさ、なんか、それぞれ考え方あるけど、おれはやっぱりいやなのね。
K:ほう。
W:端から端まで埋まっている漫才っていうのは。
K:なるほどね。
W:う~ん
K:う~ん
W:で、要するに端まで埋まる漫才をやるか、あえて、すきま、あの~、過不足でいうと不足しているものを作るか、過剰なものを作ったまま出るかっていうのは、

 となっているように、オードリーの漫才は完全な台本があるわけではなく、いろいろな選択の余地があるらしい。それにびっくり。漫才は台本通りに行っているものだと思っていた自分にとってその場で考えているなんて思わなかったから。
、アドリブのアイコンタクト(下の引用で特に関連している箇所は緑色です)
「W:うん。春日の手がスッと挙がった瞬間に、あっ、シーンってやるんだろうな。
K:ははは(笑い声)はいはいはい。
W:これ、「シーン」ってやるなと。
K:うん
W:んで、合っちゃうと

そこまで、アドリブで出来るという事に驚く。
そのアドリブを見てほしい。
下の動画の03:50ぐらいからがその該当の場所だけど、全部見てほしい。というか、本当に面白い漫才!笑える!
YouTube ポスター
3、漫才感
 オードリーはこう作るけど、他の芸人にもいろいろな作り方があって一通りじゃないような気がする。それぞれ芸人のネタ作りについて取り上げて見られるような番組は面白いと思うんだけどな。
「オードリーのANN 2011年01月01日」
(年末年始の漫才で毎回噛んだ話から)
春日さん(以下、K):まあまあ、それも、一つ生モノということでさ。
若林さん(以下、W):春日さんの漫才感っていうのはやっぱり、噛むのも漫才のうちに入っていると
K:そうそう
W:うん
K:やっぱり。人と人がやるわけだから。
W:はいはいはい
K:そこでね
W:はい
K:その~、出来上がった。なんつーのかなー。隙のないものを出すよりも、多少ボロがあったほうがね。
W:うん
K:ええ、やっぱ、かわいがってもらえるんじゃないかなというね
W:結構ボロがあんだよね。オードリーはね
K:多少じゃないですかね
W:繋ぎ決めてなかったりしますし、セリフのね。
K:あ~、そうね
W:でもさ、久々にさ、漫才やってさ、要するに、こう、定期的に劇場があるわけじゃないじゃないですか。我々、だからさ、なんつーんだろ、言うか言わないか、甘決めで出る場所があるでしょ。うん、台本て言うか。まあ、漫才、台本、まあ俺らないけど。
K:ええ
W:ハマりそうだったら、言うけど、ハマらなそうだったら言わなくて次に行くからねっていうのも、まあ、お互い決めてなくてもなんとなく
K:もう一個いけるな
W:もう一個いけたらいくみたいな。というのは、客の反応と春日さんのアドリブ量を頭の中で考えながら、2枚ぐらい頭の中にカードがあって、切るか切らないかをやるわけだから
(中略)
W:言うか、言わないかの場所なの。『お前の脚本だろ』っていうのが。あの~検索ちゃんの。
K:はいはい
W:で、言うか言わないか、板の上で決める場所だから
K:うんうんうん
W:いけるなって思ったは思ったの。
K:うん
W:ただ、それを言おうと思ったら、あれ?って思ってカードが消えちゃったんだよね」
2人 ははは(笑い声)
K:とっといたのに
W:そう、手持ちのカードが。あれっとか思ったから、なんか、意味わかんないカード切っちゃって。
K:なんだったっけ?なんつったんだっけか?
W:え、おまえの劇作家じゃねえか 
K:ああ~ははは(笑い声)
W:お前の脚本じゃねえか。というところが。うん
K:そうね。で、意味が分からなかった。確かにね。
W:うん。
K:んで、あれあれ?みたいな感じになって、
W:一回、そこで止まったというかね
K:うん
W:一旦止めた。自分でね。
K:ただね~、そこの土俵際がやっぱりショーパブ育ちだから強いね。
W:ははは(笑い声)
K:オードリー、いや~腰強いわ。うん。
W:並のその芸人だと、もうあそこで終わりですよ。
K:並の漫才師だったらあそこで終わってしまう
K:終わっちゃう。もう、取り戻せないよ。
W:ハサミ入れてもらうんでしょ。結局。それで
K:いや、そうね
W:頼みに行ってさ?
K:だから、その他のコンビよりちょっと尺が短くなってるパターンの、
W:短くなってさ、次から顔色変わっちゃってテンション違うんでしょ。ハサミ入って
K:そうそう普通だったらね
W:並じゃないな
K:並じゃない。
W:それすらも美味しいと思っちゃう。
K:うん。それで、そのー、噛んだから何みたいな部分もあるしね。
W:もちろんそうですよ。
K:うん
W:うん
K:あと、ま~、実際に噛むしね。
W:ハッハッハッハッ(笑い声)
K:まず、そうね。一回すっ転んでみて、そっからっているのはありますしね。
W:やっぱり、やじがガンガン来る中ね、やっぱりね、何年もやってますからねーいやー
K:そりゃそうよ。
W:うん。春日の手がスッと挙がった瞬間に、あっ、シーンってやるんだろうな。と
K:ははは(笑い声)はいはいはい。
W:これ、「シーン」ってやるなと。
K:うん
W:んで、合っちゃうと
K:うん。そうね。大したもんだよ。あれは、春日も「シーン」を発動させるっているのも大したもんだろ。
W:あれは凄いよ。
K:うん。そこで入れてくるというね。
W:いや~、おまえ、あの右、お前の左手?
K:左手でやりました。私は。
W:挙がった瞬間ね、やっぱり、俺はその眼の端でとらえてるんだよね。
K:なるほどね
W:見るともなく、目の端で
K:顔は、正面を向いていて
W:顔は正面を向いてます。はい。
K:うん
W:春日さん、しゃべってください(含み笑い)
K:ふふふ、ねっ、(言葉に詰まる)顔は正面を向いているにも関わらず
W:関わらず?
K:春日はこの手を振りかざして。こうね。
W:そう、そのポーズ、アイーンのポーズ
K:の、手をその扇状に広げるという。
W:目の端でとらえるわけよ。見るともなく。
K:はいはいはい
W:これ、「シーン」をやるなと。俺の手がこっちですよ。
K:そうね。逆サイドでアイーン
W:まあ、ラジオでこっちっていうのも、あれですけど、
K:逆サイドアイーンですよね
W:んで、気が付いたら同時にシーン
K:シーンってやっているという。また、その、春日も大したもんでさ
W:うん
K:このシーンの時に、そのまあ、合わせてくるなってくるのはもちろん想像してないけど、ちょっとまあ、シーンをやりますよ。という
W:うん
K:サインを若林君に出したかったんだね。
W:うん
K:こうこう、アイーンの状態にしてから、「シーン」行くまでにちょっといつもより時間をとったんだよね。
W:だから、なんていうんだろうな。その~こころ~、なんだろ。なんだろな。間で会話しているというか。
K:うん。
W:だって、それは伝えられないですからね。漫才の時に言葉で
K:そうだよ。分かんないんだから、シーンをやるなんてことはね。
W:だから、間とかでさ、あ、シーンをおれやるよというのも伝わってきて、それも多分、時間にしたら0.05秒ぐらいの間で。
K:うん。もう、コンマの世界ですよ。
(中略)
K:そうね。あの~、ちゃんとしっかり漫才やれよ。って話ですけどね
2人 ははは(笑い声)
K:そんな噛むとかね。そうじゃなくてね。
W:稽古もそこそこやってね、舞台でてな。
K:完成品を見せてくれよって話ですけどね。
W:いや、でもさ、なんか、それぞれ考え方あるけど、おれはやっぱりいやなのね。
K:ほう。
W:端から端まで埋まっている漫才っていうのは。
K:なるほどね。
W:う~ん
K:う~ん
W:で、要するに端まで埋まる漫才をやるか、あえて、すきま、あの~、過不足でいうと不足しているものを作るか、過剰なものを作ったまま出るかっていうのは、
K:ええ
W:漫才の考え方になるわけでしょ?
K:まあ、確かにそうでございますな。
W:そう考えると、ゆるい部分をあえて作って出たところで決めるっていうほうが楽しいじゃない。やってて、
K:まあ、勝負にはなりますからね。
W:まあ、勝負っていうのは?
K:いや、お客様とのこちらサイドとの勝負になるわけじゃない。
W:僕はちょっと、勝ち負けで考えていないですけど、
K:いやいや
W:別にね、その、ネタ終わって勝ったなとか負けたとかっていうそういう感覚もないですけども。
K:うん。まあ、分かりやすく言えばですよ。その場でね。出たとこ勝負で自分が動くかということでしょ?
W:そうだね。結局分からないね。やっぱり、賽を振ってみないとね。漫才っていうのはね。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。